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「洗浄成分」で見極めて! 自分に合うシャンプーの選び方【美髪プロが教える】

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ドラッグストアにずらっと並ぶシャンプーは多種多様ですが、どれを選べばいいのかよくわからず、広告イメージに頼る、セール品を買う、パッケージのデザインで決めるなどになりがちです。しばらく使うと、どうも髪に合っていないのか、パサパサになる、ぺしゃんこになる、スタイリングが決まらない……などをくり返しています。

パッケージには成分が表記されていますが、それらの働きはわからず、そこで、それらの意味や目的、どのような髪質や肌質の人が適しているのかについて、美容師で美髪のためのケアを追求する三谷遥さんに尋ねてみました。

自分の頭皮、髪質と理想の髪を想定する

はじめに三谷さんは、シャンプーを選ぶ際のポイントについて、次のように説明します。

「シャンプーは毎日使うので、頭皮や毛髪への影響は大きいものです。化粧品を選ぶときには、自分の肌のタイプに合ったものを探すでしょう。シャンプーも同じように、自分の髪質に合ったタイプを選びましょう。まず、次のことを考えてみてください」

・髪質…… 枝毛や切れ毛が多い、パサパサしていてツヤがない、くせ毛でまとまらない、ゴワゴワとした剛毛、細い、ぺしゃんこでボリュームがないなど。

・頭皮の状態…… 乾燥している、脂っぽい、混合、赤みがある、フケが出る、かゆみがある、敏感肌など。よくわからないときは、顔の肌から判断するとよいでしょう。

・理想の髪…… 枝毛や切れ毛などのダメージを改善したい、ツヤを出したい、サラサラにしたい、ボリュームがほしい・抑えたい、まとまりよくしたいなど。

シャンプーの種類は「洗浄成分」によって3種類

続いてシャンプーの種類について、三谷さんは次のように説明をします。

「シャンプーはおもに、水と洗浄成分である『界面活性剤』でできています。そしてシャンプーのタイプは界面活性剤の種類で分かれていて、おおまかに次の3つがあります。これによってシャンプーの特徴が決まると言えるでしょう。

ただし、成分名は、パッケージで小さい文字で記述されていてなかなか判別しにくいと思います。また、次に紹介するように、例えば、『高級アルコール系』などと明示されていないことが多く、ひと目での見分けは難しいでしょう。結論として、後で説明するように値段で判別するのが手早いと言えますが、この機会に、ひとつの目安となる成分の名前を挙げておきます」

・高級アルコール系シャンプー

市販のシャンプーの多くがこのタイプと言えます。「高級」とは、「高品質」、「高価格」ではなく、アルコールの分子の構造による炭素数が、6つ以上含まれていると言う意味です。

成分にはおもに、石油由来の「ラウリル硫酸ナトリウム」、「ラウレス硫酸ナトリウム」、「ラウレス硫酸アンモニウム」などの合成界面活性剤が含まれます。成分名は一般に、配合量が多い順に先頭から記載されています。先頭にはまず「水」とあり、5番目以内にこれらの名前があれば、高級アルコール系シャンプーであることが多いでしょう。

メリットは、合成界面活性剤を使ったタイプは安価であることでしょう。

質の特徴として、少量でも泡立ちがよくて洗浄力が強く、皮脂や汚れを十分に落とすように作用します。脂性肌で髪が刺激に強く、頭皮がべたつく、汗をよくかく、すっきりと髪を洗いたい、ワックスやハードジェルなどのスタイリング剤を使う人などに向けて宣伝されています。

デメリットは、洗浄力が強い分、頭皮や毛髪への刺激を受けやすく、大量に使う、何度も洗う、ゴシゴシ洗うと、赤みやかゆみ、フケをまねく、抜け毛や枝毛などを引き起こす場合があることです。乾燥肌や敏感肌、パーマやカラーリングをくり返して毛髪のダメージが気になる人は、使用を避けましょう。美容室では勧められないタイプです。

高級アルコール系シャンプーの判別の目安は値段

次に三谷さんは、高級アルコール系シャンプーの見分け方について、こう説明を加えます。

「くり返しになりますが、こういった成分名はとうてい覚えきれず、判別はとても難しいでしょう。

そこで、もうひとつの目安として、値段を見てください。高級アルコール系シャンプーの場合、おおよそですが、480ミリリットルで800円以内と安価な製品が多いです(シャンプーの販売価格は店によって異なります。あくまで目安です)。大量生産されていて、一般市場ではもっとも売れていると言われます。

ほかに、『石けん系シャンプー』と『アミノ酸系シャンプー』などがあります。それらについては次回紹介しますが、どの種類から選ぶ場合でも、最初に紹介した「3つのポイント」に沿って、パッケージに記載された『やわらかい髪用。ふんわりとまとめる』、『サラサラと指通りがよくなる』などの説明を基準にして、選んでください。

ただし、成分を複雑に配合してさまざまなキャッチコピーをつけている製品や、オーガニックやボタニカルをうたうタイプが増えているため、不明な場合はメーカーに問い合わせてみるとよいでしょう」

さっそく、手持ちのシャンプーの成分名や特徴を見てみると、高級アルコール系で皮脂汚れをとることをメインとしたタイプでした。よく考えると、理想の髪は「パサパサ感や切れ毛を予防して、まとまったツヤ髪になること」なので、これでは選び間違っていることに気づきました。

そこで次回は、石けん系シャンプーとアミノ酸系シャンプ―の特徴について、また、第3回では、シリコン入りとノンシリコンタイプの違いについて紹介します。

(構成・文 品川 緑 藤原 椋/ユンブル)

情報元リンク: ウートピ
「洗浄成分」で見極めて! 自分に合うシャンプーの選び方【美髪プロが教える】

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