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「年収600万円以上の女性を増やしたい」彼女が“稼ぐこと”にこだわる理由

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男女平等なんて「当たり前」だと思っていても、まだまだあちこちで差があるのが現状。例えば、平成29年の国税局「民間給与実態統計調査」を見ると、男性の平均給与は532万円、一方で女性は287万円となっています。

そんな中、女性でも、ママでも、地方在住でも、年収600万円以上稼げるスキルを伝えたいと奔走するのが、代々木でweb制作会社「へノブファクトリー」を経営する谷脇しのぶ(たにわき・しのぶ)さんです。

30歳で独立して、32歳で会社を創業。現在14期目に入り、8月には新会社「ウェブノ」も創業……というと、キラキラした経営者を想像しがちですが、谷脇さんはなんと高卒からキャリアをスタート。これまで経営の勉強をしたこともなく、がむしゃらにひた走って来たそうです。そんな谷脇さんの根底にあるのは「稼ぐこと」に対する圧倒的な情熱と、そのスキルを人に伝えたいという想い。

母子家庭で育った中で見てきた働く母親の姿、高卒で大企業に勤務するも感じた違和感、全力で仕事に向き合った20代と、独立、結婚、そして出産。その過程で生まれた「“稼げる女性”を増やしたい」という思いとは——。実際にそんなことは可能なのか。全4回にわたってお話を伺いました。

高卒で就職を選んだ理由

——現在は2社の社長を勤める谷脇さんですが、高校卒業後にキャリアをスタートさせたそうですね。経営者になるまでの経緯を教えて下さい。

谷脇しのぶさん(以下、谷脇):女性で会社経営をしているのもまだ珍しいのに、高卒ってさらに珍しいですよね(笑)。最初のキャリアは銀行系の会社でした。母子家庭で育った私は、母親がおカネを稼ぐ姿を間近で見ていたので、自分も早く働いて家計を助けなくてはと思っていました。だから、高校を卒業して就職することに抵抗はありませんでしたね。

——でもその会社はすぐに辞めてしまいます。退職のきっかけは何だったのでしょうか?

谷脇:入社直後に、なんとなく違和感を感じたんです。新人なので当たり前ではありますが、毎日同じ仕事の繰り返し。次第に「これって私じゃなくてもできるよね」とか「このままこの仕事を続けて何のスキルが身につくんだろう」と思うようになりました。

要するに、私とその仕事が合っていなかったんです。当時はどんな仕事がしたいかなんて考えてもいなかったので……。入社半年で辞めたいと言いましたがすぐには受け入れてもらえず部署移動したり……。でも、結局1年半で退職しました。

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せっかく就職した会社を辞めてバイトに明け暮れる

——会社を辞めた後はバイト三昧だったと伺いました。それは自分探しのようなことですか?

谷脇:それに近いかもしれません。働きたい意欲はあるけど、世の中にどんな仕事があるかもわからない。だから、最初は手当たり次第という感じで。まるで前職時代のストレスを発散するかのごとく(笑)。具体的には、コンビニ、飲食店、工場の仕事……、多いときは4つくらい掛け持ちしていました。

——4つも! 

谷脇:はい。動機が「おカネを稼ぐこと」だったので。でも、なにか専門的なスキルがあるわけでもないし……。とにかく「たくさん働けばいっぱい稼げる」という考え方でした。自分の時間をおカネに変えていく感覚です。手取りは会社員時代の倍くらい稼いでいましたね。そこから家には10万円くらい入れて。3姉妹と母、女4人で協力してひとつの暮らしを守っていました。

——家族のためとはいえ、ハードにバイトをこなす生活に疑問はありませんでしたか?

谷脇:まったくありませんでした。とはいえバイトのままだと収入も雇用も不安定だし、人間関係で疲れることもあって「ちゃんと稼げるところに就職しよう」と思うように。そんな時に、当時リクルートに務めていた姉から、創業間もない「キャリアデザインセンター」を紹介してもらいました。転職関連で有名な「@type」などを作っている会社です。私が23歳のときでした。

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女性でもバリバリ働ける世界を知る

——なぜキャリアデザインセンターに入ろうと思ったのですか?

谷脇:面接に行った時に働いている人たちの様子を見たら、ものすごく活気があってゾクゾクしちゃったんです。中には女性の社員もいて、取引先にバリバリ営業の電話をしていました。「すごい! かっこいい! あんなふうに働きたい!」って一気に心を掴まれて、まずはバイトからキャリアデザインセンターでお世話になることになりました。

——よっぽど衝撃だったんですね(笑) 実際に入社してどうでしたか?

谷脇:最初はデータ入力や単純作業ばかりでした。でも、そもそも私は飲食店や工場で働いていたので、パソコンすら使ったことがなかったわけです。もう全てが物珍しくて、学ぶことばかりで楽しかったです! それまでは「稼ぐため」に働いていたわけですが、働くことそのものが楽しすぎて、給料明細もろくに見ていなかったくらい(笑)。

——そしてバイトから契約社員、そして正社員に昇格して行ったわけですね。

谷脇:キャリアデザインセンターはベンチャー企業だったこともあり、バイトのこともよく見ていてくれたんですよね。上司が「しのぶちゃんはどうやって働いていきたい? 何をしたい?」と聞いてくれたので、私はいろいろな要望を伝えることができました。ステップアップのチャンスになったのは、“ハガキを捨てなかったこと”なんですけど……。

——ハガキですか?

谷脇:はい。私は、あるキャンペーンの読者ハガキの入力作業を任されていたんです。入力後は捨てていいと言われていたんですけど、なんとなく気になって倉庫に取っておいたんですよね。後々そのハガキの原本が必要になって……上司は大喜び。それがきっかけで上司が会社に直談判してくれて、契約社員になりました。そこから正社員への道は順調でしたね。

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Webの楽しさに目覚めて独立

——転機が訪れた時に波に乗ることも大切ですね。正社員になって何か変わりましたか?

谷脇:「@type」の仕事を通じてパソコンやインターネットの面白さにどっぷりとハマりました。ちょうど紙の情報誌だけでなくwebサイトも立ち上げた頃だったので、私もwebチームに行かせてもらってコーディングの勉強を始めました。当時は1万人だった@typeの会員数を3万人にするというミッションをもらい、達成して社長賞を取ったこともあります。とにかくウェブの可能性に情熱を燃やしていました。

次第にデザインやディレクションにも興味を持つようになったのですが、職務範囲が決まっていたので、このまま会社にいても挑戦できないと考え、28歳で転職を決めました。その後デザイン会社で1年半ほど修行してからフリーランスとして独立しました。

——いよいよ経営者としての道を歩み始めるわけですね。次回は、働く女性の多くが気になる「妊娠と出産」。会社創業と妊娠・出産を同時並行で乗り越えた秘訣を教えて下さい。

情報元リンク: ウートピ
「年収600万円以上の女性を増やしたい」彼女が“稼ぐこと”にこだわる理由

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