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時々、上司と激しい議論になるのですが、あとで「さっきあんなことを言っていましたけど大丈夫ですか?」といちいち聞いてくる同僚がいます。「大丈夫ですか?」と心配しているフリはしているものの、私と上司との間に何か起こらないかワクワクしている感じが手に取るようにわかります。面倒くさいので「大丈夫ですよ!」と笑顔で答えるのですが、本当は「人の心配している暇あったら自分の仕事すればいいのに」「大丈夫じゃなかったらこっちから言うから放っておいてほしい」と思ってしまいます。ちなみに件の上司とは仕事でいろいろ言い合うのですが、お互い仕事だとわかっているので終わった後はケロっとしています。
「大丈夫?」と声を掛ける理由
若干弱っているであろう人に「大丈夫?」と声を掛けること、私にも身に覚えがあるのですが、もちろん額面通りの安否確認の意味も含まれていますし、それよりなにより伝えたいことは「お前は独りじゃないんだぜ?」というエールなんです。
上司にこっぴどく叱られた後や、同僚と言い争いになった後、遠巻きに観察されているのが私はイヤなんですよ。
あれだけ派手に大騒ぎをして醜態を晒した後なのに、誰も近寄ってもこないで独りぽつねんと取り残されているのが耐え難いほどの恥辱に感じるんです。
それが無関心の放置ならまだ耐えられるのですが、周りは明らかに観察しているじゃないですか。
関わりたくないくせに遠巻きから観察して、ヒソヒソと噂(うわさ)話をされたり、クスクスと嘲笑なんかされた日には絶望的な孤独感に苛(さいな)まれてしまうんですよ。
そんなときに「大丈夫?」と声を掛けられたら、孤独から救ってくれたというだけでうれしいんですよね。
だから私も弱っているであろう人を見たら「お前は独りじゃないんだぜ?」というエールを込めて「大丈夫?」と声を掛けるようにしているわけです。
迷ったら善意として受け取ろう
もちろん「大丈夫?」と声を掛けて、いろいろと詳細を聞き出し、それを噂(うわさ)話として吹聴しようとする不届き者もいるとは思いますし、他人の噂(うわさ)話しか娯楽がないような下品な輩(やから)に最高のエンターテインメントを提供したくない気持ちもわかります。
でも、だからといって、すべての「大丈夫?」という声を拒絶していたら、善意の「大丈夫?」も切り捨ててしまうことになるわけで、それは人間関係という観点から見たら大きな損失になってしまうんですよ。
その人が善意で声を掛けてくれているのか、それとも悪意で声を掛けているのか、それはなかなか判断はつきませんが、迷ったら善意として受け取り、素直に「ありがとう」と感謝するくらいはしてもいいんですよ。
それで噂(うわさ)話の種にするような人ならただただ軽蔑して距離を置けばいいだけだし、善意で声を掛けてくれた人なら、お互いにとって良い人間関係を形成していけばいいし。
ともあれ答えが出ていない段階ですべてを疑ってしまわないように、まずは善意として信じるところから始めたほうが、後々のメリットは大きいと思いますよ。
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「大丈夫?」と心配してくる人が面倒…どんなふうに対応すればいい?【DJあおい】