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「交際を経てからの結婚」を信じてる貴女へ 山ちゃん&蒼井優の結婚会見から思うこと

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お笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太さん(42)と女優の蒼井優さん(33)が6月3日に結婚。6月5日に東京都内で開かれた会見は、終始“幸せオーラ”に包まれ、テレビ(あるいはスマホ)の前で見ているこちら側も「よかったね!」「おめでとう!」と声を投げ掛けずにはいられない気持ちにさせてくれました。

そこで、著書『セーラームーン世代の社会論』(すばる舎リンケージ)があり、WEBサイト「女子SPA!」で「ぼくたちの離婚」を連載中の稲田豊史(いなだ・とよし)さんに、今回の会見から私たちが学べることについて3回ににわたってコラムを寄稿いただきました。第1回目のテーマは「交際0日婚」です。

「交際0日婚」はアリ

南海キャンディーズ・山里亮太さんと女優・蒼井優さんとの結婚が話題になっている。約1時間16分に及んだ記者会見や報道を総合すると、こういうことらしい。

①山ちゃんの相方・しずちゃんを介して蒼井さんと山ちゃんが面識を持つ(時期不明)
②2019年4月初頭に山ちゃんと蒼井さんが初めて2人で食事。直後、結婚を前提にした交際を開始
③2019年6月3日に婚姻届を提出

②から③の間に、双方両親への挨拶や記者会見会場の確保も算段していることを考えると、「交際期間2カ月」というよりは、「結婚に向けた実務作業期間が2カ月」とするのが妥当だ。4月頭の食事直後に結婚の合意は取れている。つまり事実上の「交際0日婚」である。

この定義に従えば、2015年の山本耕史×堀北真希、2018年の小林麻耶×一般男性の結婚も、「交際0日婚」だ。そして、彼らには決まってこんな批判が(主に年配男性から)浴びせられる。

「相手のことをよく知りもしないで結婚しちゃって……すぐ離婚するんじゃね?」

しかし声を大にして言おう。交際0日婚は、アリだ。

なぜなら、交際期間(=相手と結婚するかしないかを判断する期間)の長さと結婚生活の安定は、ほとんど関係がないからだ。エビデンスはある。胃もたれするほど苦しい離婚話を筆者に話してくれた、10数人のバツイチ男性たちである。

交際は「並走」、結婚生活は「二人三脚」

筆者はかれこれ1年以上、「離婚した男性に離婚までの経緯を聞く」というエグいルポを、とあるWEB媒体*で連載している。元妻とどう出会い、どこが好きになったのか。結婚の決め手は何だったのか。それほど愛した相手となぜ別れることになったのか。彼らは語る。涙と怒り、時に自虐的笑いを交えて。サシ飲みしながら居酒屋で4時間、5時間は当たり前。呪詛のごとき元妻への恨み言は止まらない。
*「女子SPA!」で連載中の「ぼくたちの離婚」

彼らの多くは、最低でも1、2年、長ければ10年近くにわたる交際や同棲を経て、結婚した。元妻がいかに自分にとって女神だったか、人生の伴侶として最適解だと感じたか。確信に満ちた愛が舞い降りた瞬間のことを、昨日のことのように話してくれる。にもかかわらず、彼らは無残にも離婚した。その多くは、目も当てられない泥沼と地獄の様相を呈しつつ。

結婚後に妻が「豹変」して恐ろしい精神的DVに苦しめられた。結婚前に「子どもはつくらない」と夫婦で取り決めていたにもかかわらず、結婚後に妻が「欲しい」と言い出して激もめした。妊活の鬼と化した妻から恐ろしい床ノルマを課せられた――。それらを読んだ読者からの反応(主にヤフコメ)で最も多いのは、こういったものだ。

「なんで結婚する前に分かんなかったの? バカじゃね?」

おそらく未婚者の方なのだろう。つくづく、分かっていないなと思う。再び声を大にして言おう。

どれだけ長く交際しようが、交際は結婚生活のシミュレーションになり得ない。

人間の行動原理は、交際時と結婚生活でまったくの別モノだからだ。陸上競技に例えるなら、マラソンの並走(交際)と二人三脚(結婚)ほど違う。

並走なら、励まし合いながら切磋琢磨できる一方、相手が不調だったりサボったりしたら構わず先に行ける。自分は被害を受けない。足手まといの相手から、いつでも離脱可能なのだ。

しかし、家計の運営や子どもの養育面で共同責任を負う結婚は、手続きの面倒さや親・親戚・友達への体裁も手伝って、相手が明らかに足手まといでも、簡単には離脱できない。互いの足をしっかり縛られた二人三脚状態だ。相手がサボれば自分のタイムも落ちるし、息が合わなければ転倒して怪我をする。それゆえ、並走時よりも格段に相手への要求は厳しく、ダメ出しは多くなる。それが結婚後の「豹変」だ。

元妻からいかにひどい仕打ちを受けたかを切々と語るバツイチ男性たちに、なぜ結婚前に妻の本性が分からなかったのかと聞くと、決まってこんな答えが返ってくる。「いえ、結婚前に少しだけ気になってはいたんですよ。だけど、それがこんなにひどいことになるとは思いもしませんでした」

友人・交際相手・結婚相手は「種目ごと違う」

人と人との間に生じる親密さには、「種類」がある。それは深度(会う頻度、どこまで胸の内を話せるか)や優劣(どの関係性のほうが大切か、優先順位が上か)とは別軸のものだ。

「ガハハと笑いながら機関銃のように恋バナを話し話されるのが楽しい異性の友人」と「土曜の朝にふたり黙ってソファーで寝転がりながら、別々の雑誌を読んでいて楽しい恋人」と「家事や家計運営を忙しく共同分担することで、人生の充足を分かち合う夫婦」には、異なる種類の親密さがある。つまり、

①友人として良好な関係の相手
②交際の対象として適している相手
③共に結婚生活を送る上で適している相手

は全て別と考えるべきだ。①②③は種目ごと異なると言ってよい。筋肉の使い方も、それに向いた体形も、好タイムを出すための戦略もまるで違う。

にもかかわらず、相手に①友人→②交際相手→③結婚相手と、律義に3つも種目転向させるのは無理がある。

①や②に適していても、③に適しているかどうかなんて、分からない。むしろ①や②のフェイズが長ければ長いほど、③が想像できなくなる。並走マラソンの快適に慣れ過ぎると、二人三脚で直面する困難が予想できないのだ。

励ますのがうまいからといって、自分が不調のときにペースを落としてくれるとは限らない。身体能力がいかに高くとも、タイムが1秒でも落ちることに我慢ができない狭量な人間だっている。そういう人は二人三脚のパートナーに向いていない。最初からパートナー候補から除外すべきなのだ。無駄に①や②を経る必要はない。

であれば、最初から二人三脚のレースに出ることを前提にパートナーを選ぶべきだ。つまり①と②をすっ飛ばしての③である。

①の前段階たる「知り合い期間」をある程度、経ているなら、相手の基本情報と基本スペックは把握できているはず。その上で、①②は考えず③の結婚生活を正確にシミュレーションしてみよう。朝起きてから眠るまで、相手にとってあなたは、あなたにとって相手は、足手まといではないか? 足手まといだとしても、互いに許し合えるか?

二人三脚という競技の勝利条件は好タイムを出すことではない。相手がどんなコンディションでも腹を立てることなく、無傷で完走することだ。

情報元リンク: ウートピ
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