恋愛経験をある程度積み重ねてきて、酸いも甘いも知っているオトナだからこそ、パートナーにあえて「言わない」ことをあえて拾って、恋愛コラムニストの桐谷ヨウさんにアドバイスをいただく連載「◯◯って言わない女子」。
ヨウさーん! 今回はこんなつぶやきを発見しましたよーー!!
【今回のつぶやき】
「だいぶ年が離れてるけど、いいの?」
8つ年下の夫と結婚した私の同級生(36歳)の家でホームパーティーがあり、そこで知り合った彼女の夫の同僚と意気投合。一緒に食事に行ったりするようになったのですが、今ひとつお付き合いまでは踏み切れません。
だって、その人は私より10歳も年下……。年齢なんてただの数字と普段は思っているのですが、先のことを考えるとやっぱり気になります。「だいぶ年離れてるけど、いいの?」って言えないです。
積み重ねた年月と愛着が背中を押す
こんばんは、ヨウさんです。なんとなくこの連載はラジオのDJ気分でやるのがフィットしている気がしてきました。今日もよろしくです。
二人とも年下キラーですな。なんですか、この楽しそうな案件は!
ご相談者さまが36歳で、お相手が26歳ということですか。アツいじゃないですか。そうですね、これは男の立場である俺が26歳の自分を振り返って回答してみますね。
実は俺がいま結婚している妻と出会ったのも26歳のことでした。当時、「だいぶ年離れてるけど、いいの?」と聞かれたら、「ウゼーな」と思ったでしょうね。なんでわざわざそんなことを言うのか。良いと思ってるから接触してるんだ、野暮(やぼ)なことを言うな! みたいな。
実際、妻は当時「若くて良い子がいくらでもいるだろうに、なんで年上を気に入っているんだ?」と思ったそうですね。そういうことは、言わなかったですけどね。
とはいえ、ここでいう「いいの?」は意味合いが「10歳も年上の自分で、恋愛対象として、いいのか?」とはニュアンスが少し違いますよね。「結婚相手や子どもを考えたときに、世間的に言う好条件とは違うけれど、いいか?」って感じですよね。この差は大きいです。
そして、人にもよりますが、大半の男性はこの年で後者のニュアンスをリアルに自分ごととして考えるのは難しいような気がします。おそらく恋愛対象として「いい」くらいの判断しかできないのではないでしょうか。(もちろんめっちゃシビアに、計画的に考えてる人だっているけれどね)
そう言う意味でも、この質問は意味をなしません。
それよりも大事なことがあります。それは何か? めっちゃあなたにホレさせることです。目の中に入れても痛くないくらいに(表現がわれながら古いぜ)愛させましょう。
彼が「いま気になっている相手でいいか?」と頭で考えちゃうと、「もっといい相手はいるかもしれない」という結論になるのは自明のことです。そうなるとご相談者さまは不利なわけです。それを乗り越えるのは、「でも好きだわー」「やっぱ離れられないわー」という感情だけです。それを彼にどれくらい持たせられるかでしょうね。
本質的にご相談者さまで良いのかを悩むのはご相談者さまではありません。彼の自由意志であり、彼の責任です。あとから後悔しようが、そんなものは知ったこっちゃありません。そして、積み重ねた年月と愛着が長く、大きければ大きいほど、彼も条件を理由に乗り越えることは、相当のパワーを要するようになります。それを狙っていきましょう。
俺自身を振り返っても、最終的に結婚を決心したいくつかの理由のひとつは、積み重ねた年月と愛着が背中を押してくれたことに他なりません。
と、勝手なことを書きましたけど、ご相談者さまが「絶対に結婚したい!」と思ってるわけでもないでしょうしね。そしたらカジュアルに付き合っていけばいいでしょうし。あるいは「結婚を貪欲に考えてないけど、先が見えない相手とは恋愛したくない」ってことだとしても、取るべき行動は同じです。恋愛相手としてホレさせ、人間としてもホレさせる。それしかありません。
その延長線上に結婚があるかは、両者にとって「結婚したいな、してもいいな」と思えるか、それだけです。そしてそのタイミングがそろうかだけです。そのタイミングがご相談者さまのベストになるかは、難しいでしょうけれどね。おそらく。年齢がそれだけズレているだけに。
余計なことは気にしないで楽しんで
最後にですが、俺の場合は、個人的には仲良くしている年下ってもう30歳前後になっちゃってて、20代中盤ってほとんどいないんだよなー。だから彼や彼女らがリアルにどういうことを考えているのか、どういう肌感覚を持っているのか分かんなくなってきた。
だから、その世代の人たちと深い関係を結べる機会を持てているご相談者さまが、うらやましいですけどね。価値観とか前提とか、俺ら世代とは全然変わってるじゃないですか。それを知れるってすごく貴重なことで。これは恋愛とはまったく関係のないたわ言なんですけれど。
いずれにせよ、彼が乗り気なのであれば余計なことは気にせずに、楽しんでください。応援しています。
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情報元リンク: ウートピ
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