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突然のぐるぐるとふわふわ…もしかしてめまい? 漢方でケアする方法【専門医が教える】

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目の前がぐるぐると回ったり、ふわふわして気持ちが悪かったりと、突然に原因がわからないめまいに襲われることがあります。

めまいは東洋医学が得意な分野とも言われますが、漢方専門医で臨床内科専門医でもある吉田裕彦医師に尋ねると、「原因は、持病がなければ、睡眠不足やストレス、疲労、ホルモンのバランスの乱れ、寒暖差や気圧の低下など多様に考えられます。近ごろは漢方薬による治療を希望する患者さんも増えています」ということです。そこで、めまいの原因や適する漢方薬についてなど、詳しく聞いてみました。

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ぐるぐる回るめまいの原因は耳の異常

 
まず、ぐるぐるする、ふらふらするといっためまいの種類について、吉田医師は次のように説明をします。

「めまいには大きく分けて、『目がかすむ』『ぐるぐるまわっている感じがして吐き気もある』といった回転性のタイプと、『ふわふわした感じがする』といった乗り物酔いを重くしたような浮遊感を覚えるタイプの2つがあります。

患者さんの訴えが比較的多い『ぐるぐる回っている』という前者のタイプは、耳の異常が原因と考えられています」

次に、「脳の病気などではない場合、もっとも多くみられるのは、『良性発作性頭位(とうい)めまい症』です」と話す吉田医師は、その症状についてこう解説をします。

「『頭位性』とは、頭の位置による症状という意味です。寝返りを打ったときや、床や高い位置の物を取ろうとして頭を動かしたときなど、頭の位置を変えたときに回転性のめまいが起こります。

一度のめまいは数秒から数分ほどと短時間ですが、断続的に起こることが多い症状です。吐き気やおう吐が伴うことがあり、眼球の動きに異常が見られることもあります。

原因は、内耳(ないじ。耳の最深部にある平衡感覚、聴覚をつかさどる部分)の一部分に収まっている耳石(じせき。カルシウムの粒)がはがれて、後半規管と呼ぶ別の部位に入ったことによります

デスクワーカーはめまいが生じやすい

次に、なぜ耳石が移動するのかについて吉田医師は、
同じ姿勢を続けること、例えばパソコンやスマホの操作が長時間続く、座業で終日座っている、肩や首から上をあまり動かすことがない、といった生活習慣が挙げられます」と指摘をします。

疲労が溜まっているとき、睡眠不足や寒暖差が激しいときなどにめまいを起こすことがありますが、それは関係するのでしょうか。

「大いに関係します。疲労やストレス、睡眠不足、寒暖差では自律神経のバランスが乱れがちです。すると、血圧や体温、心拍数の変動が大きくなって、めまいや立ちくらみ、ふらつきがすることはよくあります。また、女性は月経や更年期に関連するホルモンのバランスで、頭痛や胃腸の不調とともに、めまいが生じることもあるでしょう」と吉田医師。

さらに吉田医師は、重いめまいの症状について、こう説明を加えます。

『メニエール病』と呼ばれる病気が知られています。突然に回転性のめまいが生じ、吐き気やおう吐、また、耳が圧迫される感覚や耳鳴り、聞こえにくいなどを伴います。1~6時間ほど続くことがあり、日常生活や仕事に差し支えることが多いでしょう。内耳の水分代謝の異常で水が溜まっていることが原因になります」

めまいは、原因も種類も多種多様ということです。自分のめまいのタイプを知ることが重要と言えるでしょう。

水分代謝が停滞し、気の巡りが滞る

さらに吉田医師は、漢方医学によるめまいのとらえ方について、次のように説明を続けます。

「漢方医学では、ヒトの体は、『気・血・水(き・けつ・すい)』という3つの要素で構成されているととらえます。回転性のめまいの原因として、内耳に水が溜まるのは、胃腸に不調があって胃で水分が溜まっている、また尿の量が少なくて体液の巡りが滞っているなどで、体の『水(すい)』の代謝が低下していると考えます。それが原因で心身のエネルギーである『気』の巡りをさまたげてめまいが生じます。

浮遊感があるめまいでは、自律神経やホルモンバランスの乱れによって水分代謝の低下から気の停滞が考えられます」

めまいを訴える人が多い時期については、
「回転性も浮遊性も、気温の急激な変化がある春先や、気圧が大きく変動する梅雨の時期に患者さんが増える傾向にあります」と吉田医師。

漢方薬は「めまいのタイプ・体力・ほかの症状」を考えて選ぶ

つらいめまいの症状をなんとか改善したいとき、「漢方薬を試すという選択肢があります」と言う吉田医師は、その選び方について次のようにアドバイスをします。

「漢方薬は、まずは、『めまいのタイプ』を見つめて判断し、次に『自分の体力の状態』、さらに、『めまいに伴うほかの症状』の3つの柱を考え合わせて選びましょう。

漢方薬の特徴は西洋薬と異なり、生薬を組み合わせているため、複数の原因があってもひとつの薬で対応します。また、飲めばすぐさま症状が治まるものではなく、服用を継続しながら体質を改善して症状を軽減します。睡眠不足やストレス、偏った食事などの生活習慣を見直しながら取り組みましょう」

ここで吉田医師に、めまいの種類別に適した漢方薬を挙げてもらいましょう。

<ぐるぐる回るめまい>
・苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
症状:めまいやふらつき感、立ちくらみが一定の時間を置いて起こったりやんだりする。体力はあまりない。普段から水分をとりすぎている。冷えを感じやすい。動悸(どうき)、息切れがあり、神経質なタイプに。

・半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
症状:目の前がぐるぐる回るようなめまい、立ちくらみ、頭重感、胃重感、下痢、便秘がある。体力は普通より弱い。冷えがある。胃腸が弱いタイプに。

<ふらつきめまい>

・苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
上記に同じ

・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
症状:めまい、気分がふさぐ、のどや食道に異物感がある、動悸がする。体力は普通ぐらい。体を動かす機会が少ない、ストレスがたまりがちなタイプに。

・五苓散(ごれいさん)
症状:景色が流れるようなめまい、むくみ、吐き気や嘔吐(おうと)、腹痛、下痢、胃痛、頭痛、気分がふさぐ、夏バテに。体力には関係なく服用できる。水を飲むわりにはのどが乾くタイプに。

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
症状:月経周期、更年期障害に伴うめまい、立ちくらみ、むくみ、頭重感、冷えが強い、疲れやすく、体力が虚弱。足腰の冷え症、腰痛、シミ、耳鳴りもあるタイプに。

<のぼせめまい>
・漢方薬:桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
症状:めまい、頭痛、肩こり、便秘がちで、高血圧、冷えが強い。比較的体力がある。月経不順や月経痛、更年期障害、皮膚炎などがあるタイプに。

・漢方薬:釣藤散(ちょうとうさん)
症状:慢性的な頭痛を伴うめまいで、普段から血圧が高く、のぼせがある。体力は普通ぐらい。肩こり、イライラ、些細なことが気になって頭が張るような感覚に悩むタイプに。

めまいには感覚によって種類があり、漢方では「水(すい)」と「気」の停滞が原因ととらえるということです。また、漢方薬の特徴は、めまいを改善しながら、頭痛や胃痛、むくみ、イライラなど、ほかの症状を見つめて全体を整えていくことにあると言います。参考になさってください。

(取材・文 品川 緑 / ユンブル)

情報元リンク: ウートピ
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