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猫アレルギーの治療はアレルゲンの特定から…市販薬で治療できる?【専門医に聞く】

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先だって配信した記事、「花粉症とどう違う? 猫アレルギーの症状を抑える方法5つ」では、猫アレルギーの原因と花粉症との違い、猫と触れ合う際の対処法について紹介をしました。

今回の記事では、猫アレルギーのアレルゲンや検査時の受診の手順について、耳鼻咽喉科専門医でとおやま耳鼻咽喉科(大阪市都島区)の遠山祐司院長に尋ねてみました。

猫アレルギーは通年性アレルギー性鼻炎のひとつ

前回の記事で、「猫アレルギーは、花粉症やダニアレルギー、ハウスダストアレルギーと症状やメカニズムは同じ」と教えてもらいました。では何がどう違うのでしょうか。遠山医師はこう整理して説明します。

猫アレルギーは花粉症やダニアレルギーと同様に、アレルギー性鼻炎のひとつです。花粉症は花粉が飛ぶ時期だけの症状なので、季節性アレルギー性鼻炎と呼び、猫やダニ、ハウスダストのアレルギーは一年中症状が出るので、通年性アレルギー性鼻炎と呼んでいます。

違いは、アレルギーの原因となる『アレルゲン』です。アレルゲンが、猫なのか、花粉なのか、ダニなのか、ハウスダストなのかによって、病名が決まります。ただし、どのアレルギーもアレルギー性鼻炎の症状の、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、涙目などが現れます」

アレルギー性鼻炎かどうかを診断し、アレルゲンを特定する

前回の記事で、猫アレルギーを治したいときに受診する医療機関は、「アレルギー科か耳鼻咽喉科か皮膚科へ」とのことでした。受診時の治療の手順はどういうものでしょうか。遠山医師は次のように説明します。

(1)問診
アレルギー性鼻炎の3大症状の、「くしゃみ・鼻水・鼻づまり」があるかどうか、あれば症状の出る時期や背景などの詳細を尋ねます。

(2)前鼻鏡(ぜんびきょう)検査
鼻に安全で小さな器具を入れて、粘膜のはれの程度、色調、鼻汁の性状などを観察します。(1)と(2)で、アレルギー性鼻炎かどうかはほぼ診断が可能です。

画像提供:とおやまクリニック(転載禁止)

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(3)鼻汁中好酸球(びじゅうちゅうこうさんきゅう)検査
鼻水が出たときに、それがアレルギー性鼻炎によるかどうかを判断する検査です。採取した鼻汁をスライドガラスに乗せて、薬剤で染色し、顕微鏡で観察します。血液検査結果の項目にもある「好酸球」(白血球の一種でアレルギー反応や寄生虫の傷害を抑制する働きがある)は赤く染まりますが、これが増加しているとアレルギー性鼻炎であると診断します。

(4)血液検査
アレルゲンを特定する。どのアレルゲンに対して、どの程度のアレルギーがあるのか、強くあるのか、ごく少量なのか、中レベルなのかなど、結果を見れば一目瞭然になります。

画像提供:とおやまクリニック(転載禁止)

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(5)アレルゲンを除去する方法を指導
アレルゲンが判明したら、それを除去する方法を説明し、日常生活で実践してもらうよう指導。猫の場合は、前回の記事で紹介した方法を参照してください。

(6)薬を処方する
対症療法として、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの症状の緩和を目的とした内服薬、重症であれば点鼻薬も、最重症であればステロイド剤も考慮します。

また、猫アレルギーに加えて、スギ花粉症かダニアレルギーもあれば、「舌下免疫療法」という方法があります。これには即効性はありませんが、根治が期待できる治療法として知られます。錠剤の薬を1日1回、舌の下に1分置いて溶けてから飲み込む方法で手軽です。液体の薬もあります。これは3年以上継続する必要がありますが、健康保険適用で1カ月分処方するので、月に1度の通院ですみます」

舌下免疫療法については、次の記事を参照してください。
「新薬登場で治療しやすくなった! 耳鼻咽喉科専門医に聞く、花粉症のケア最前線」

猫を飼う前に受診して検査をする

手順(4)での血液検査結果の例の写真を見ると、猫アレルギー、スギ花粉アレルギー、ダニアレルギーなどが強いレベルであります。遠山医師は、「猫だけが陽性である患者さんには会ったことがなく、猫と同時に、ダニ、ハウスダスト、スギ、ヒノキに陽性の人が多いです」と話し、そういった場合のセルフケアについて、こう強調します。

「アレルギー性鼻炎にとってもっとも重要なケア法は、手順の(5)である、生活環境からアレルゲンを除去することです。つまり、猫アレルギーの場合は、猫から遠ざかることになります。

猫を飼ってから発覚した、猫を飼っている友人宅を訪問して気づいた、実家で猫を飼いはじめて帰省した際に気づいたなどの人は多くいます。中でも、猫が好きでやっと飼うことができたにもかかわらず、しばらくして発症したと嘆く人もいます。

アレルギー性鼻炎がある人はとくに、猫を飼う前に猫アレルギーの検査をするとよいでしょう。飼ってから発症すると治療をしなくてはなりませんが、事前にわかっていれば、治療して回復してから飼うなど、飼育を延期するといった選択肢もあるでしょう。飼う場合も、自分の症状を知っているのと知らないのでは体調が大きく違ってきます」と遠山医師。

市販薬で一時的に症状の緩和ができる

市販の薬でケアできるのかについて、遠山医師は次のようにアドバイスをします。

「アレルギー性鼻炎の症状を緩和する薬は、アレルゲンが何であれ、同じように作用します。現在、『スイッチOTC医薬品』(医療用医薬品の成分を含み、処方箋(せん)なしで薬局やドラッグストアで購入できる薬)として、アレグラFXやアレジオン20、クラリチンEX、コンタック鼻炎Z、エバステルALなどがあります。一時的に緩和したい場合、症状が軽い場合はこれらを服用すれば、例えアレルゲンが猫でもスギ花粉でもダニでも、症状の軽減は期待できるでしょう。

薬局やドラッグストアに常駐の薬剤師に相談して、自分にとって適切と思われるタイプを選んでください」

市販薬の選択についてはこちらの記事、「処方薬と市販薬のちがいは? 耳鼻咽喉科専門医に聞く花粉症ケア」も参考にしてください。

猫アレルギーは、ダニやハウスダストと同じように通年性アレルギー性鼻炎であり、その違いはアレルゲンであるということです。アレルゲンが猫だと特定できると、それに適した対処法で症状の軽減ができるため、まずは受診、検査をして自分の状態を明白にすることから始めたいものです。

(構成・取材・文 海野愛子、藤原 椋/ユンブル)

情報元リンク: ウートピ
猫アレルギーの治療はアレルゲンの特定から…市販薬で治療できる?【専門医に聞く】

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