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欠点ではなく“強み”に目を向けて…コロナ禍で「ストレングス・ファインダー」が注目されている理由

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自分の欠点ではなく才能に注目して強みにしていくためのアメリカ発のビジネス書『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』(トム・ラス著、日本経済新聞出版)が2001年の発売以来、2020年9月に100万部を突破しました。 *

出版元のギャラップ社は人の良いところを説明するための共通言語として「学習欲」や「共感性」、「戦略性」など「34の資質(才能)」を開発。オンラインでアセスメントを受けると自分の資質が分かり、その生かし方や磨き方がわかります。

コロナ禍で再び売り上げを伸ばしているという同書の翻訳者で、ギャラップ認定ストレングスコーチの古屋博子(ふるや・ひろこ)さんにお話を伺いました。

*2001年に出版された旧版『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう あなたの5つの強みを見出し、活かす』と2017年に出版された新版『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』の累計。

9784532321437

コロナ禍で読まれている理由

——『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』は去年ついに100万部を突破しました。コロナ禍で読まれているということですが、その理由を教えてください。

古屋博子さん(以下、古屋):私がストレングスコーチになって13年以上たつのですが、この本の新版が出版された2017年の前年に「女性活躍推進法」が制定され、2019年に「働き方改革」の波がやってきて、ストレングス(強み)に対するニーズがムーブメントになってきました。女性管理職を増やしたり、働き方改革をやらなければいけないのだけれど、どうすればいいのか分からないと右往左往していたところにストレングス・ファインダーがヒントになると。

そんな流れがあって、コロナ禍でリモートワークが推進されるようになってまた一気に働く環境が変わりました。一人暮らしで孤独を感じている人、リモートで部下をどうマネジメントしていいか分からないマネージャー、これまでできていた雑談ができなくなってコミュニケーション不足に悩んでいる人などが出てきましたし、家庭内でも妻も夫も在宅勤務になってもめ事が増えたとか。働く環境の変化に戸惑っている人にとって「こういうふうにチームビルディングセッションをやってみてはどうですか?」とか「こうすればオンラインでもコミュニケーションがうまくいきますよ」というやり方が役に立ったのかなと思っています。

あとは、特に先が読めない時代になり、大企業でも終身雇用制度が崩れてきたのもあって「うちの会社でこのまま続けていっていいのかな?」「自分の強みってなんだっけ?」と考えている人が多くなった気はします。

才能と強みの違いは?

——欠点ではなく良いところに注目するのがすごくいいなあと思いました。小さい頃から「できないことをできるようになることが良いことだ」と言われて育ってきて、つい自分の欠点に目が行く人は多いと思います。

古屋:ダメなところを補強するのは穴が開いているところを平らにするというか、雑草を全部抜く感じで、花を咲かせるのとは全然別のことなんですよね。いくら地面を平らにしても花は咲かないんです。花を咲かせるためには種をまいてあるところを特定してそこに水をあげたほうがいい。翻って、じゃあ私も花のように才能を咲かせようと思っても、みなさん「自分の良いところって何だろう?」と分からないんですよ。

個人的に思うことなのですが、資質も強すぎるからマイナスに出ることもあるんです。つまり、良いところとダメなところって表裏一体なことがあって、多くの人が自分はコンプレックスと思っているところが実は良いところだったりする。なので、あなたの才能はこんなところにあるんじゃない? と示してくれるのがストレングス・ファインダーだと思います。

——私も早速やってみたのですが、自分はこの資質があるだろうなと予想をつけていたのとは違った資質が出てきて驚きました。むしろ絶対これじゃないだろうという資質が出てきました。

古屋:統計学と心理学に基づいているアセスメントで客観的な指標として自分の脳のクセが出てきます。なので、一見「なんでこれが?」と思う資質でも、コーチングで深く話を聞いていくと「そういえばこんなことがありました!」と出てくる場合もあるんです。この「ああ!」が起こるのが大事で、視界が開けると利用される方もいらっしゃいます。

——ここで確認をしたいのですが、才能と強みの違いは何でしょうか?

古屋:「才能」はダイヤモンドの原石という言い方をよくするのですが、自分が自然にとる思考、行動、感情のパターンで自然に繰り返し出てきて良い結果を出すものと思っていただければいいと思います。「強み」は才能とはまた違って、一貫してポジティブな良い結果を生み出す能力を指します。才能というダイヤの原石を磨き上げて初めて強みになるんですね。

まずは自分を知ってみる

——この本はどんなふうに活用すればよいでしょうか?

古屋:まずは自分の資質の解説を読んでいただいて特に自分らしいなと思った単語に丸をつけたり線を引いてみたりすると、自分にとっての資質の意味が見えてきやすくなります。

自分の資質を知って、仕事やチームに生かしたいと思ったときに、まずは自分を知るのが本当に大事なんです。自分の脳の傾向というか、自分が見えてる世界というか、自分が見えてるように他人は世界を見てないということをまずは知る。自分のことが分かるとそれが分かると思います。すると自分が自分らしくあることも、他人が他人らしくあることも受け入れられるようになります。

まずは自分を理解することを目標にやってみてほしいです。コーチングセッションをやるとその部分が深くなるのですが、できない場合はストレングス・ファインダーの結果やレポートを見ながら友人や知人と話してみるのもいいと思います。なるべく聞き上手な人と話すのがいいですね。

——聞き上手な人と話すというのは?

古屋:資質の結果を見て、「あなたってこういうところあるよね」と決めつけないほうがいいんです。これはマネージャーの方に気をつけてほしいのですが、本人が話して自分のことを理解していく過程が重要になってくるので、聞き上手な人に聞いてもらって「それってどういうこと?」「なんでそんなふうに思ったの?」と自分に喋らせてくれるような、うまく質問してくれる相手がいいと思います。

——ジャッジをしない人を選ぶってことですね。家庭内やプライベートの関係でも活用できますか?

古屋:もちろんできます。これは「話していいよ」と許可を取ったクライアントの話なのですが、共働きでうまく家事分担ができていなかったカップルがいたんです。妻のほうは計画するのは得意だけれどやり遂げるのが苦手なタイプで、夫は決めたことを粛々とやるのが得意な人だったんです。そこで、妻が計画を立てて実行部隊は夫にしたら、すごくうまく回るようになったと話されていました。そんなふうに使うのもいいと思います。

——仕事だけじゃないってことですね。

古屋:コロナ禍で在宅時間が増えて、改めて家事分担が課題になってきている方も多いと思います。そんなときに活用してもいいですね。

自分を知れば無駄に落ち込まない

——まだまだ自分が知らない自分がいるということなんですね。

古屋:自分を知れば人から言われたことに影響されすぎないで済みます。

——どういう意味ですか?

古屋:私のクライアントで昨年、転職活動をしている女性がいたのですが、キャリアがあるのになかなか決まらなくてどんどん負のスパイラルに陥っていったんです。コーチングセッションの最初の1時間はすごく声が低かったのですが、自分の強みを話していってハッとふに落ちたときから声のトーンが変わっていきました。コーチングを終えて、「今まで転職活動がうまくいかなかったのは経済状況が悪いから仕方ない。どんどん挑戦していこう」と前向きになれた。その後も活動を続けていたら今年のはじめに就職が決まりました。彼女は「これは自分が大事にしていることで得意なことだと思い出したときから、『いくら落ちても大丈夫。次に行けばいいだけ』と思えるようになった」と話していました。

特に今はコロナ禍で落ち込んでいる方も多いと思うのですが、自分が得意なことを毎日する機会がある人はストレスの度合いがそうでない人と比べて低いというデータもあります。自分の良いところを見つめていくだけで過度に落ち込まなくて済むし、「この仕事は向いてないな」と思っていても自分の得意なやり方でやったらできるようになることもあります。まずは自分を客観的な指標で知るところから始めてほしいですね。

■お知らせ

6/15(火)20時から開催される「日経ビジネス ウェビナー」に古屋博子さんが登壇します!
詳しくは「日経ビジネス ウェビナー」ページをご参照ください。

(聞き手:ウートピ編集部・堀池沙知子、写真:稲垣純也)

情報元リンク: ウートピ
欠点ではなく“強み”に目を向けて…コロナ禍で「ストレングス・ファインダー」が注目されている理由

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