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梅雨どきはいっそうとつらい更年期障害…セルフケア法は【臨床内科専門医に聞く】

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梅雨になると悪化する頭痛、むくみ、妙な発汗、憂うつ感などの不調は、更年期障害なのか、気象病なのか、どちらもなのか、いったいどうすればいいのか……と悩むことはありませんか。そこで、日本臨床内科医会常任理事で同専門医、また女性外来を行う正木初美医師に、前後編の連載にて原因や対策について聞いています。

前編「梅雨は更年期障害の症状が悪化する?」では、更年期障害の症状、気象病との違い、ホルモンの作用と自律神経の働きは密接に関係していること、女性に症状が出やすい理由などを伝えました。今回・後編では、ケアする方法について具体的に尋ねます。

正木初美医師

正木初美医師

梅雨に症状が悪化する原因は低気圧

前編では、更年期障害のひとつに、血管の拡張と放熱に関する症状で、ほてりやのぼせ、ホットフラッシュ、発汗、またほかの身体症状として、頭痛、めまい、動悸(どうき)などがあるとのことでした。また、これらは梅雨どきに悪化しやすいとも教えてもらいました。その原因について、正木医師はこう説明をします。

「まず、梅雨のころに不調が現れるのは主に、気圧の低下が原因だということを知っておきましょう。気圧が低下すると血管が拡張して、更年期世代に関わらず、誰でも頭痛やめまいが起こりやすくなります。

梅雨は1カ月ほど続きますが、気象病のつらさはその間にずっと続くわけではなく、梅雨前線や台風が近づいて気圧が低下するときに起こる人が多くなります。

飛行機が離陸するときや、高層階にエレベーターで急上昇するときに耳がつーんとなって不快感を伴うことがあるでしょう。気圧の急な低下によるストレスが心身にもたらされているわけです」

天気予報をチェック・あらかじめ鎮痛剤を飲む・漢方薬を試す

さらに正木医師は、自分で梅雨どきの更年期障害や気象病の症状を和らげる方法について、次のようにアドバイスをします。

「気圧の変化は、天気予報やウエブサイト、スマホで使えるアプリなどで事前に知ることができます。そのため、ご自身がいつも梅雨どきにはどういう不調が出るかを見つめておき、予報をチェックして気持ちの準備をしましょう。急に体調不良になるよりは、予測できているとあわてずにすむでしょう。そして次のケアを行ってください」

(1)頭痛、関節痛、歯痛、腰痛などの痛みが現れやすい人は、気圧の低下の予報を確認して、あらかじめ鎮痛剤を飲む。鎮痛剤は痛みが出てから飲むよりも、痛むだろうと予測できるときは、その時間の20~30分ほど前に飲むのが有用です。例えば、歯を抜いて麻酔が切れる時間が予測できるとき、月経痛が起こると分かっているときも同じです。

(2)倦怠(けんたい)感、むくみ、めまい、ふらつき、肩こり、胃重感、便秘、下痢、吐き気、また、イライラ、憂うつ感、不安感など不定愁訴(ふていしゅうそ)とも呼ばれる多様な症状がある場合は、漢方薬を試すのもよいでしょう。

更年期障害と気象病の改善に有用な漢方薬は共通している場合があります。医療機関では、「女性の不調の三大処方」と呼ばれる次の漢方薬などを中心に、患者さんの体質や体力に応じて処方しています。

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)…体力が低下しており、冷え症で貧血ぎみの場合
・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)…体力は中等度以上でのぼせやすく足が冷え、頭痛、めまい、肩こりがある場合
・加味逍遙散(かみしょうようさん)…体力が比較的虚弱で疲れやすい、肩こりがある、不眠や不安、いらだちなどの精神症状がある場合

これらは市販もされています。ただし、一度は漢方の処方を行う医療機関を受診して悩みを相談し、自分に適した薬を選びましょう。また、漢方薬はどの医療機関でも取り扱うわけではないため、事前にウエブサイトや電話などで処方が可能かどうかを確認してください。

(3)日ごろから、7~8時間の睡眠、栄養のバランスがよい食事、軽い運動、ストレスをできるだけ避けることを実践しましょう。これらの生活習慣は健康に生活するための基本の行動です。

梅雨どきはとくに、屋外で運動する機会が減るので、毎朝と就寝前、できたら午後の休憩時間にも、屋内でできるストレッチやヨガ、ラジオ体操、軽い筋トレなどを行ってください。

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では、セルフケアでもいっこうに改善しない場合はどうすればいいのでしょうか。

「例えば、頭痛や胃痛が1週間以上続く、また、憂うつな気分が毎日2週間以上も続く場合は、更年期障害や気象病ではなく、体や心の病気と考えられます。同じ症状がしつこく続くときはほかの病気が隠れていることがあるため、かかりつけ医に相談する、また婦人科や女性の不調に詳しい内科をウエブサイトなどで探して受診しましょう」

聞き手によるまとめ

日ごろから更年期障害の不調に悩まされている場合、まず、梅雨どきは悪化することを自覚すること、そのうえで、天気予報や気圧通知アプリを活用し、痛みが出ると予測されるころを見計らって鎮痛剤を飲んでおく、また、漢方薬を試す、そして生活習慣を見直して軽い運動を実践しようということです。いますぐ試してみてください。

(構成・取材・文 藤井 空/ユンブル)

情報元リンク: ウートピ
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