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心臓、脳、腎臓も…高血圧だと何がどう悪いのか【臨床内科専門医が教える】

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「高血圧と言われた、どうする?」と題し、日本臨床内科医会常任理事で同会認定専門医の正木初美医師に連載でお話しを聞いています。

第1回(リンク先は文末参照)は、高血圧と診断される基準について、第2回(同)は病院や家庭で測定したときに数値が違う理由について、第3回(同)は家庭で血圧をうまく測る方法について伝えました。今回は、ではいったい、高血圧の何がどう体に悪いのかについてお尋ねします。

正木初美医師

正木初美医師

動脈硬化から狭心症や心筋梗塞、心肥大に

——高血圧とは、医学的基準から考えて血圧が慢性的に高い状態であるということでした。体にさまざまな悪影響を及ぼすということですが、具体的にはどういう症状が現れるのでしょうか。

正木医師:高血圧とは、血管を流れる血流の圧力が高くなっているため、いつも血管に負担がかかっている状態です。すると血管の内壁の柔軟性がなくなって硬くなる、傷つく、コレステロールがくっつくなどして「動脈硬化」が進みます。この動脈硬化が問題なのです。

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動脈は全身に酸素と栄養を運ぶ血管ですが、中でも多量の血液を必要とする心臓と脳にダメージが及びます。

心臓には冠動脈(冠状動脈)と呼ぶ太い血管があり(主要な冠動脈は3本)、これが硬くなると血流が滞り、血のかたまりができたり、血管が詰まったりすることがあります。すると、心臓の筋肉が血液不足に陥り、「狭心症」や「心筋梗塞(こうそく)」を発症します。そうした心臓の病気を医学では、「虚血(きょけつ)性心疾患」と呼びます。

また、血圧が高いと、全身に血液を送り出す心臓に大きな力が必要になります。そのために心臓の筋肉は厚くなり、「心肥大」になることがあります。進行すると心臓の働きが低下する「心不全」になります。

脳梗塞や脳出血の原因に

——脳にダメージが及ぶと何が起こるのでしょうか。

正木医師:脳も動脈が硬くなって詰まったり破れたりすると、心筋梗塞と同じように、「脳梗塞」を起こしやすくなります。さらに細い血管ももろく破れやすくなって、出血が起きた状態が「脳出血」です。脳梗塞や脳出血などを「脳卒中」と呼びます。

虚血性心疾患、脳卒中ともに、どちらも大きな発作が起こると、命に関わります。

腎臓にも大きなダメージが

——腎臓にも負担がかかると聞きます。

正木医師:そうです。腎臓も動脈硬化によって悪い影響を大きく受けます。腎臓は、血液をろ過して不要な有害なものや老廃物を取り出し、尿にして体外に排出する役割があります。

その腎臓には糸球体(しきゅうたい)という毛細血管のかたまりの器官があります。それが動脈硬化で血液の流れが悪くなると、ろ過など腎臓の機能は低下していきます。高血圧が原因で慢性の腎臓病を発症するケースはとても多いのです。

高血圧は自覚がない「サイレントキラー」

——重大な病気を発症する可能性が高いということですが、日常的に自分で気が付きそうな症状はどういうものですか。

正木医師:実は、高血圧は自覚症状があまりないことで知られる病気で、昔から「サイレントキラー(静かなる殺人者)」と呼ばれています。これが高血圧の怖いポイントです。自分で気づくことができず、知らず知らずのうちに心臓や脳、腎臓がダメージを受けているのです。

もし、頭痛、夜の頻尿や息苦しさ、めまい、ふらつき、足の冷えがつらいなど、とくに早朝や夜間に起こりやすいと思う場合は、高血圧によって臓器にダメージが及び始めている可能性があります。これらの症状を高血圧の「合併症」といいます。

こうした症状を「いつものことだし…」などと放置すると、ある日突然、心筋梗塞や脳梗塞、また腎臓の機能低下で人工透析が必要になるケースもあります。血圧は日常的に注意をしておき、早めにかかりつけ医や内科を受診しましょう。

聞き手によるまとめ

高血圧は自覚に乏しい病気で、それゆえに放置すると、急に心臓の発作や脳卒中、慢性腎臓病という重大な病気を発症することがある、また、それらの病気の原因になるということです。頭痛やめまい、頻尿など高血圧の合併症が起こる前に、早期発見、早期治療が重要でしょう。

次回・第5回は、治療法について紹介します。

(構成・取材・文 品川 緑/ユンブル)

情報元リンク: ウートピ
心臓、脳、腎臓も…高血圧だと何がどう悪いのか【臨床内科専門医が教える】

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