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仕事の話じゃないのかよ「君は才能があるから…」を素直に受け取れない理由【アルテイシア】

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褒め言葉だと思うけど、なんだかモヤモヤする……。そんな微妙な気持ちになる一言について、作家のアルテイシアさんに相談してみました。第6回は「君は才能があるから〇〇してあげるよ」です。

仕事上の上下関係を利用した呼び出し

20代の頃、業界のおじさん達に「君は才能があるから仕事を紹介してあげるよ」と言われ、会いに行ったらただ酒の相手をさせられたり、しつこく口説かれたり、ホテルに誘われたり…といったセクハラをよく受けました。彼らの本心を見抜けなかった自分にも腹が立って、いまだにモヤモヤが消えません(34歳、デザイナー)

今回のエピソードにも「わかる!」と膝パーカッションが止まらない。

私も広告会社で働いていた20代の頃、仕事関係のおじさんに「仕事の話がしたい」と呼び出され、口説かれたりホテルに誘われたりした。

「吐き気をもよおす邪悪とはッ!」*と相手をバラバラにしたかったが、仕事の上下関係があるのでできなかった。

*『ジョジョの奇妙な冒検』

別のおじさんに無理やりキスされた時も、黙って泣き寝入りするしかなかった。私が被害を訴えることで会社に迷惑がかかると困る、と思ったからだ。

そんな20年前の自分を抱きしめてやりたい。そして「今すぐコンプライアンス室に相談だ!」と引っ張っていきたい。

なんなら「今からそいつをこれからそいつをグレッチで殴りにいこうか」と一緒にヤーヤーヤーしたい。

被害者をさらに傷つけるもの

仕事上の立場を利用して性的搾取しようとする、卑劣な輩は存在する。

ハリウッドの大物映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ告発記事は、#MeTooムーブメントの発端となり、世界的に大きな注目を浴びた。

80人以上の女性がセクハラを告発して、ワインスタインは性的暴行などの罪に問われ、有罪評決を受けた。

強大な権力をもつ彼から被害を受けた女優たちは、業界を干されるのが怖くて「イヤだと拒否できなかった」「被害を訴えられなかった」と語っている。

この手の事件には「枕営業する女もいるだろ」系のクソリプが湧くが、枕営業する女性がいるからといって、仕事をエサに性加害される女性がいる事実は変わらない。

「枕営業」「ハニトラ」「部屋に行ったのが悪い」「女にも責任がある」などと発言するのは、被害者をさらに傷つける二次加害だ。二次加害が怖くて泣き寝入りするしかなく、支援につながれない被害者も多い。

ただでさえ、被害者は自分を責めてしまうもの。「君は才能があるから」という言葉を信じてしまった自分、相手の本心を見抜けなかった自分、仕事をエサに釣られた自分が悪い……というふうに。

けれど、言うまでもなく、加害者が100%悪いのだ。

上司や教授に呼び出された友人たち

たとえば立場が上の相手に「お礼にメシ奢るよ」と言われて「今ハンスト中で」「Amazonギフトカードください」と断るのは無理だろう。

イヤでもイヤと言えない力関係を利用して、断りづらい状況を作り上げるのが、加害者の手口である。

女友達は出張先のホテルで、男性上司から「部屋で飲みながら仕事の話をしよう」と言われ、断れなかったという。

「相手を疑うなんて悪いし、自意識過剰だ」と思って部屋に行ったところ、上司に無理やりキスされて、彼女はショックで会社に行けなくなってしまった。

この場合も「部屋に行った女が悪い」と責める輩がいるが、もし男性の部下が上司に部屋に行って酔っ払った上司に殴られた場合、部下を責める人はいないだろう。

また、もし女性が「いいですね、飲みましょう!」と部屋に行ったとしても、同意したのは「部屋で飲むこと」だけである。

こんな九九でいうと一の段すら理解できず、「部屋に行った=性的行為をする同意があった」と主張する、救いようのないバカがいる。

そもそも、まともな上司であれば「断りづらいだろう」と配慮して、異性の部下を部屋に誘ったりはしない。上下関係を利用して誘ってくること自体がセクハラなのだ。

女友達は大学生の時、40代のゼミの教授から口説かれて、旅行に誘われたりしたという。

「信頼して尊敬していた先生だったから、すごくショックだった」「当時はそれがセクハラだと気づかなかった」と振り返る彼女。

若い女子は「お父さんみたいな年齢のおじさんが、自分を恋愛対象や性的対象として見ないだろう」と思う。

一方、仕事や学問上の信頼や尊敬を「恋愛感情」と錯覚するおじさんは案外多い。自己評価が高すぎて眩暈がするが、世の女性たちは注意してほしい。

不倫男は一匹残らず駆逐してやる…!

女性が自衛しなきゃいけない社会がクソだが、上記のような被害に遭わないための策を考えてみた。

最初からセクハラの標的にされないのがベストである。相手が既婚者のおじさんだった場合、不倫反対強硬派アピールが効果的。

不倫の話題になったら「不倫男は一匹残らず駆逐してやる……!」と瞳孔を開いて、進撃のエレンに擬態しよう。

そして「私だったら既婚者が誘ってきた時点で訴えますよ」「二次元でも不倫設定は地雷なんです、『妻にチクるぞ、会社にバラすぞ』と思うんですよね」と強調しよう。

「親せきに弁護士がいて、セクハラ案件を主に扱っている」とホラを吹くのもおすすめだ。「その親せきは金髪碧眼のオッドアイで」とか言うと疑われるので、設定は盛りすぎないようにしよう。

「お父さんは心配性」設定もアリである。「私がセクハラとかされたら相手を殺すんじゃないかな」とビビらせるのが効果的。こちらも「パピィは片腕がサイコガンで」とか盛りすぎないようにしよう。

仕事関係者からマンツーマンで会おうと誘われても、なるべく上司や先輩に同席を頼もう。そこで「2人きりで会いたい」と押ししてくる相手は疑った方がいい。

2人きりで会わないといけない場合は「今日は親が泊まりにきてるんですよ。うちの父は心配性だから、12時までに帰らないと殺される」とけん制しておくといい。

または「すみません、実は生理で下痢で体調最悪なんですよ」と話して、早めに帰るようにしよう。

ヘルジャパンでは女が自衛すると「自意識過剰だ」と責められて、現実に被害に遭うと「なぜ自衛しなかった」と責められる。

「加害者がいなければ性暴力はなくなるのだから、そっちを責めんかい!ブオオー!」とイマジナリー法螺貝を吹き鳴らしたい。

セクハラの現場に居合わせたら

職場のセクハラなどは加害者に自覚がない場合が多い。「相手が嫌がってると思わなかった」「コミュニケーションのつもりだった」と本気で言う加害者が多いからこそ、第三者が指摘することが重要なのだ。

拙者が脚本を手がけた、#性暴力を見過ごさない 動画が公開された。

動画を見た人に「性暴力を目撃した時、被害者でも加害者でもなく、傍観者として何ができるか?」を考えてほしい。女性が日常的に加害されている現実を男性に知ってほしい。

そんな思いで作った動画はお陰さまで爆速で拡散されて、沢山の感想をいただいた。その中には以下のような感想もあった。

動画の中では、女性の部下の肩を抱いてお酌を強要する上司に対して、同僚が「それセクハラですよ」と声をあげる。

梵天丸(ぼんてんまる)、じゃなくてアルテイシアもかくありたい。と思いつつ脚本を書いたが、もし相手が取引先だったら指摘するのは難しいだろうな……とも思った。

そんな場合は「いやー、御社の新商品は最高ですね!マーベラス!!」とか言いながら、間に割って入りたい。進撃のハンジさんに擬態して、空気読めない奴になりたいと思う。

もしくは被害者に「体調悪いとか言って帰っていいよ」と耳打ちするのは、やりやすいんじゃないか。

その場に居合わせた人の小さな行動によって、被害者を助けることができる。

そして「助けてくれる人がいる」という安心感、社会に対する信頼があれば、被害者は助けを求められる。

逆に「誰も助けてくれない」と絶望してしまうと「助けを求めても無駄だ」と1人で抱え込み、支援につながることもできない。

自分に何ができるのか

最後に、動画を見てくれた女性からいただいた感想を紹介する。

被害者は周囲の無関心にも傷つく。性暴力をしにくい社会に変えていくために、「自分に何ができるか?」を一緒に考えてもらえると嬉しい。

#性暴力を見過ごさない 
#ActiveBystander

英語字幕付きも作りました→ https://youtu.be/QZv4QhOx9UA

(イラスト:中島悠里

情報元リンク: ウートピ
仕事の話じゃないのかよ「君は才能があるから…」を素直に受け取れない理由【アルテイシア】

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