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二枚貝からわずかな接触で感染! 冬に流行するノロウイルスの症状と予防法【臨床内科専門医に聞く】

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「ノロウイルス食中毒」(以下ノロウイルス)は、インフルエンザや風邪と並んで冬に患者が多い感染症のひとつです。臨床内科専門医で正木クリニック(大阪市生野区)の正木初美医師は、「ノロウイルスは感染力がとても強く、ヒトからヒトへと感染して大規模になりやすい特性があります。感染患者が出た場合は、その点を意識して注意してください」と話します。その症状と予防法を聞きました。

ノロウイルスは感染後1~2日で発症する

正木医師ははじめに、ノロウイルスの流行時期や発症のタイミングについて、こう説明をします。

「ノロウイルスは、乳児から高齢者までのどの年齢層でも感染して急性胃腸炎や食中毒を引き起こす、ウイルス性の感染症です。1年を通して感染しますが、とくに毎年11月頃から翌年3月頃までの冬の時期に多く見られます。感染力が強いので、ウイルスを体内に侵入させないことを心がける必要があります。感染して1~2日ほど経つとウイルスが腸管で増殖をして症状が現れます

ノロウイルスは風邪と違って突然吐き気やおう吐が現れる

次に、ノロウイルスに感染したときの症状について、正木医師は次のように解説を続けます。
「24~48時間後に吐き気やおう吐、下痢、腹痛などの症状が現れます。安静にしていると、健康な人であれば1~2日後には自然と回復するでしょう。高熱が出る例はあまりありません。感染していても症状が現れない、またはとても軽い場合もあります。一方、子どもや高齢者は重症化の恐れがあります」

風邪でも下痢や吐き気の症状が出ることがあって、間違うことがあると耳にします。
「ノロウイルスの場合は、咳(せき)や鼻水、くしゃみなどの症状はなく、風邪に比べて下痢や吐き気、おう吐などの症状が突然に起きることが多いでしょう。また風邪は1週間程度長引くことがありますが、ノロウイルスの場合は先ほどお話しした通り、症状が出てから1~2日で改善に向かいます。いずれにしろ、迷ったときは内科を受診してください」と正木医師。

ノロウイルスは感染力が強く、わずかな接触で容易に感染する

では、ノロウイルスはどのようにしてうつるのでしょうか。その感染経路について、正木医師はこう話します。

「最大の要因は、ウイルスに汚染された食べ物や飲み物による経口感染で、食品からと、ヒトの手からうつります。ウイルスがついた食品の、とくにカキやアサリ、シジミなどの二枚貝を生のまま、または十分に加熱しないで食べる、それにウイルスが付着した手で食品を口にすることで感染します。

次に、ウイルスが付着している手や衣類、ものなどから感染する接触感染、さらに、ノロウイルスに感染している人の下痢やおう吐などから飛び散ったウイルスを口から吸い込むことによって感染する飛沫(ひまつ)感染があります。くり返しますが、ノロウイルスは感染力が非常に強いためわずかな接触でも感染する可能性が高いということを覚えておいてください

では、感染しているかどうか、医療機関ではどう診断するのでしょうか。

「一般の内科のクリニックでは、問診や症状を参考にノロウイルスが原因だと推定する方法が大半です。ふん便からウイルスを検出する検査法もありますが、集団感染など以外では、前者の場合がほとんどです。医療機関を受診する際は、感染の拡大を防ぐために事前に電話で問い合わせをしましょう」と正木医師。

ノロウイルス予防のワクチンや特効薬はない

病院の受診でノロウイルスに感染しているとわかった場合、どのような治療を行うのでしょうか。また、適切な市販薬はあるのでしょうか。

「現時点では、ノロウイルスを予防するワクチンや、症状を抑える治療薬、特効薬はなく、風邪の治療と同様に対症療法を行います。小腸の粘膜で増殖するノロウイルスを体外に排出することを第一とします。そのため、下痢やおう吐がつらいときは医師に相談してください。自己判断による下痢止めやおう吐止めの市販薬の服用は、ウイルスを体内に溜めて症状の改善を遅らせることになるので避けてください。

安静にしながら脱水症状を起こさないように、白湯や白湯で薄めたスポーツドリンクなどで水分と栄養を補給しましょう」と正木医師。

感染経路の遮断は「丁寧な手洗い」で

感染を予防する方法について、正木医師は次のようにアドバイスをします。

「二枚貝だけではなく、二枚貝の成分がほかの食品にうつっていることはよくあります。魚介類を調理するときは、中心部分を1分間以上、85度以上で加熱してください。

また、感染経路を遮断するために、『丁寧に手を洗うこと』こそが、手や指に付着するノロウイルスを洗い流して減らすためのもっとも有用な方法です。とくに、外出から戻ったとき、料理を作る前、食事前、トイレの後、二枚貝を調理したあとは、まずは指輪や時計などを外してから、手のひらと甲、指はもちろん、指と指の間、指先、指とツメの間、おや指や小指の付け根、手首と、手の隅々まで、石けんを十分に泡立てて洗いましょう。とくにツメのすき間はウイルスが付着しやすく、手洗いも忘れがちの場所です。指を曲げて、反対の手のひらにとった泡にこすりつけて洗浄してください。

手洗い

注意点として、ノロウイルスはアルコールには強く、アルコール消毒では感染予防ができません。これも覚えておきましょう。

さらに、人とハンカチやタオルの貸し借り、飲み物を回す、おはしやスプーン、歯ブラシなどの共有はしないでください。冬は寒くて体力を要すること、休日は暴飲暴食や夜更かしによる睡眠不足、ストレスなどが原因で免疫力が低下していることがあります。日ごろから栄養のバランスがよい多品目の食事を1日3回とり、7時間以上は睡眠時間をキープし、軽い運動などでストレスを改善して体力をつけながら、感染予防の意識を高く持ちましょう」

ノロウイルス対策のワクチンも薬もない、わずかな接触でも容易に感染するとのことで、調理の際や普段の予防では気が抜けません。食中毒は1年中予防することはもちろんですが、冬の間はとくに、貝類を食べる際には注意するべきだということです。

(構成・取材・文 藤原 椋/ユンブル)

情報元リンク: ウートピ
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