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マスクの暑苦しさストレスがつらい! 臨床内科専門医が教えるケア

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9月に入り暑さは落ち着いたものの、マスクの内側の不快感はマックスです。読者のマスクの悩みについて、臨床内科専門医で正木クリニック(大阪市生野区)の正木初美院長に前後編でお尋ねしています。

前編の「マスクで肌荒れ、あせも…セルフケアのポイントは」に続き、今回は、「息苦しさケア」について教えてもらいましょう。

息苦しい、心臓どきどき、熱中症不安、ストレス

公務員・女性・東京都在住・31歳
少し歩くだけで全身汗まみれ、マスクの内側はワキかと思うぐらいに汗が噴出して息苦しく、心臓がどきどきします。自宅から駅まで日なたを徒歩12分、めまいがすることもあります。

アルバイト・女性・大阪市在住・29歳
仕事で倉庫間を台車を使って往来しています。この暑さでマスクにも作業着にも熱がこもり、口臭もあるし、水分補給も仕事中は思うようにできず、常に熱中症の心配をしています。

飲食店社員・女性・神戸市在住・32歳
厨房で調理をしています。冷房がかかっていますが、火を扱うのと、自分たちの飛沫を出さないために、不織布のマスクの上からフェイスシールドを着用。調理に集中していると、汗だくやのどがからからになっていることに気づかないことが多いので新型コロナも熱中症も不安です。

宅急便配達員・女性・名古屋市在住・34歳
自動車で担当地域への宅配をしています。コロナ禍で荷物の量は増える一方で仕事の過酷さは報道されているとおりです。配達時は常にマスクをして、階段や坂を急いで駆け昇っていますが、制服や帽子も通気性が悪く暑すぎて、マスクで息切れと肌かぶれもひどく、また暑くても配達ミスや時間遅延をしてはいけない緊張感でストレスフルです。好きな仕事でしたが転職を考えています。

「密」ではない場所ではマスクをはずす

正木医師の回答
夏用のクール触感タイプのマスクを使用していても、暑い屋外で歩く、仕事をするのはかなり息苦しいでしょう。ユニホームなどの規定があると着替えることもできず、体力を消耗すると思われます。

心臓がどきどきするのは呼吸が苦しくて心拍数が高まっているからと考えられ、めまいがするのは体感温度の上昇や発汗で自律神経のバランスが乱れているサインと思われます。激しい運動をすると息が上がり、しんどくなるのと同じです。毎日のことなのでマスクと暑さによるストレスが蓄積して、仕事への意欲を損なうこともあるでしょう。

具体的ケアとして、通勤時や業務中も、人と2メートル以上の距離がある「密」ではない場合はマスクをはずすことも重要です。厚生労働省や環境省、また日本感染症学会もそのことを推奨しています。1時間に1回以上は実践してください。こまめに休憩もとりましょう。職場の理解や休憩の推奨がとても重要です。

なお、マスクをあごにずらしたまま休憩する、飲食をする、再度マスクを着用するなどすると、マスクにウイルスが付着している場合に感染の可能性が高くなるので避けましょう。

環境省発表のポスターより抜粋

環境省発表のポスターより抜粋

マスクはシーン別に複数のタイプを使い分ける

マスクは近ごろ、接触冷感の布製のほか、スポーツメーカーなどが生産する「運動時用の通気性が良いマスク」や「胸元まで覆う運動時の日焼け対策用のマスク」、「水着生地で作ったマスク」などが多様に市販されています。

ただ、ウイルスを含む飛沫(ひまつ)の遮断率については、布製より不織布製のほうが良いという研究報告が複数あります。そこでいくつかのタイプの特性を理解して、通勤電車や人混みなど「密」な場所では不織布タイプを、「密」ではないところでは布の冷感タイプを、屋外での業務があるときは通気性が良いタイプをと、そのときどきの環境に応じて着け替えるようにしましょう。いつもバッグに複数のタイプを携帯しておくといいでしょう。面倒でも、こうしたひと手間の習慣は不調のケアになります。

マスク着用と熱中症の関係については現在(2020年8月)、医学的な研究報告はありません。ただし、「危険な暑さ」の中、呼吸器の先端である鼻と口を覆うのですから、当然、マスクの中には熱がこもり、息苦しくなり、また、口の中やのどが渇くことに気づきにくくなります。

体調が悪い中、無理をすると夏バテや疲労、熱中症のリスクは高まります。のどの渇きを感じなくても、屋内でも屋外でも、仕事中でも、毎日1.2~1.5リットルの水や、スポーツドリンクなどミネラルを含む水分をこまめに意識的にとるようにしましょう。

日傘の下では暑さ指数が1~3度低下する

環境省は夏の熱ストレス対策として2019年の夏に、紫外線カット99.9%以上の日傘を活用することを推奨しています。そのタイプの日傘の下では暑さ指数(WBGT)が場所によって1~3度低下すること、また帽子のみ着用した場合よりも汗の量が17%減少するという研究報告がされています。日傘男子という言葉も流行しましたが、日傘は老若男女を問わず、夏のヘルスケアの必須アイテムといえます。

また、濡れたタオルを携帯して、首の後ろ、首、ワキなどを拭くと体感的に涼しく感じます。保冷剤も同様ですが、こちらは冷やしすぎると首のリンパ液や血液の流れを悪化させる、凍傷、肩がこるなどの症状が出ることもあるので、そっと短時間だけ使うようにしてください。扇子やうちわも携帯して活用しましょう。

聞き手によるまとめ

2020年の夏は、猛暑にマスクを着けなければならない人生初の事態となってとまどうばかりです。しかし、積極的にケアするために、「密」ではない場所ではマスクをはずすこと、マスクは接触冷感タイプや通気性重視タイプ、日焼け対策タイプ、不織布タイプとシーンによって使い分けること、また、熱ストレスが軽減すると報告されている日傘や濡れタオルなどのアイテムをうまく活用しようということです。マスクをはずすタイミングに慣れて、マスクを選び、ほかのアイテムも併用しながら猛烈残暑を乗り切りたいものです。

(構成・取材・文 藤井 空/ユンブル)

情報元リンク: ウートピ
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