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まずは自分の感覚を信じてあげる。「自分を大事にする」ってどんなこと?【みたらし加奈】

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臨床心理士のみたらし加奈さんによる初の書籍『マインドトーク』(ハガツサブックス)が6月30日に発売されました。“自分との対話”を意識したエッセイで、自身の生い立ちや家族、パートナーとの関係、“顔出し”する臨床心理士としてSNSを中心に発信する理由などをつづっています。

第3回の今回は「自分を大事にすること」について伺いました。

【関連記事】吉本ばななさんに聞いた、傷との向き合い方「傷があるなと認識するだけ」

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「つらいのはつらい」「楽しいから楽しい」自分の感覚に向き合うこと

——『マインドトーク』では、パートナーの美樹さんと出会ったことでみたらしさんが自傷行為をやめられたエピソードがつづられていました。「自分を大事にする」という言葉をよく聞きますが、ピンとこない人も実は少なくないのかなと思いました。

みたらし加奈さん(以下、みたらし):「自分を大事にする」って一番難しいことかもしれない。私も美樹と出会うまでは自分を大事にできていませんでした。でも、自分を大事にできていないと分かることは、自分を大事にする第一歩なんだと思います。

——どういうことですか?

みたらし:すべての物事には裏と表があるんですよね。そんなふうに考えて私が出したひとつの結論は、自分の感覚を信じてあげたり、向き合ってあげることが自分を大切にすることなのかなと。

——自分の感覚を信じてあげる……。

みたらし:例えば、他人から投げられた言葉に傷ついたとして、それについて周りに話したり相談したりするのは自分の感覚を大切にしているからこそできることだと思うんです。自分が傷ついたことや寂しかったこと、うれしかったこと……ちょっとネガティブなことでもいいしポジティブなことでもいいし、感情に真剣に向き合う。

「つらいけど大丈夫」ではなくて「つらいのはつらい」、「楽しいけど不安」ではなくて「不安なのは不安」。「○○だけど○○」というのが結構あると思うんですけど、「○○は○○」と最初に自分が感じた感情にしっかり触れあって、飲み込んで、向き合って、それで行動に移すなりしてみる。たとえ行動に移さなくてもそれをしっかり心の中で覚えておく。それが自分を大事にすることにつながるんじゃないかなと。

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——自分がいま、どう感じたかをちゃんと自覚するということですか?

みたらし:そうですね。臨床心理士のカウンセリングでは「いまここ」という精神をすごく大事にしています。目の前のクライエント(心理療法を受ける人)がカウンセラーを前にして、過去の話や自分の話をしていく中で「私はいま傷ついた」「いますごく苦しい」という感情をいまこの場で体感するのがカウンセリングの醍醐味(だいごみ)というか目的でもあるんです。だから「いまここ」の自分の感情をしっかり捉えてあげることかなと思います。

——それが治療になるんですね。

みたらし:そうです。そうすると、おのずと他人の感情も大事になってきます。例えば、友達が笑いながら傷ついた体験を話していたとして、自分もそういうタイプだったら一緒に笑って終わっちゃうところを、もし自分の傷つきを大事にできるようになったら、「でも心は痛くない?」と問いかけたり「本当は傷ついたんじゃないの? 私は味方だよ」という言葉を掛けられるようになる。自分の感情を大切にすると、今度は他の人の感情を大切にしてあげられるようになる。そんな連鎖を含めて、自分を大事にすることって大切だなと思います。

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他者への想像力を育むために必要なこと

——みたらしさんは『マインドトーク』の中で「想像力を働かせて相手を見ること」「自分の『普通』を相手に押し付けないこと」を繰り返し述べられています。他人への想像力を育むために必要なことはどんなことでしょうか?

みたらし:他者への想像力というのは、結局は「自分に対して想像力を働かせてくれる人」に出会わない限りはすごく難しいと思うんです。例えば、自分が一緒にいて居心地いいなと思う相手ってその人が想像力を持って自分に接してくれているからなのかなと感じとってみてください。また一方で、自分自身が想像力を持って相手に接し続けるのを心得ることもすごく大切だと思います。

「日本では」という言い方はあまり好きではないのですが、「空気を読む」という言葉があるくらい、日本では自分の感情や思っていることを言語化して相手に伝えるのが大変な方が多いのかなと感じています。まずは1回メンタルケアやカウンセリングなど想像力もって接してもらえる場所に行くのがよいかもしれないですね。

——カウンセリングは想像力をもって接してもらえる場所でもあるんですね。

みたらし:カウンセリングの場では絶対に相手を感情的にジャッジしてはいけないんです。例えば、相手がどんな格好をしてどんな職業でどんな精神疾患を持っていても絶対に偏見を持ったジャッジをしてはいけないし、その人のすべてをしっかりと受け止めるのがカウンセリングの大原則です。

だから、自分自身が想像力をもって接してもらえる場所だし、少しでも居心地がいいなと感じたら自分も同じことを相手にしてあげる。その循環が大事だなと思います。

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【前回】「自己肯定感が低いからダメ」って思っていない? 自己肯定感の本当の意味

※次回は9月29日(火)公開です。みたらしさんに「ジャッジすることの暴力性」をテーマにお話を伺います。

(聞き手:ウートピ編集部・堀池沙知子)

情報元リンク: ウートピ
まずは自分の感覚を信じてあげる。「自分を大事にする」ってどんなこと?【みたらし加奈】

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