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ごはん丸飲みはNG! 魚の骨がのどに刺さったときの対処法【耳鼻咽喉科専門医が教える】

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おいしく魚を食べていたけれど、うっかり骨がのどに刺さって痛い思いをしたことはありませんか。どのように取り除けばよいのか、とても焦ります。そこで耳鼻咽喉科専門医でとおやま耳鼻咽喉科(大阪市都島区)の遠山祐司院長に詳しく聞いてみました。

ウナギの小骨は扁桃に、サケの骨はのどの奥に刺さる

はじめに遠山医師は、魚の骨がささることについて、またのどのどのあたりに刺さるのかを説明します。

「魚の骨をはじめ、ツメや歯の詰め物の破片、薬のパッケージのかけらなどもありますが、これらがのどに詰まった状態を医学的には『咽頭異物(いんとういぶつ)』と呼びます。事例としては、魚の骨の詰まりを訴える人が圧倒的に多いです。

アジやウナギなどの小骨の場合はおもに、一般に扁桃腺(へんとうせん)と言われる、のどの奥の左右にある口蓋扁桃(こうがいへんとう)や、舌の奥のほうの舌根部(舌のつけ根)にある舌扁桃(ぜつへんとう)によく刺さります。
 また、タイやサケなどの大きめの骨は、舌根部を通過して食道の入り口あたりに刺さることもあります」

骨を取り除くためにご飯を一気に丸のみはNG

魚の骨がのどに刺さったときの対処法について、昔からよくごはんを一気に食べて取り除くと言いますが、その方法で大丈夫なのでしょうか。

「NGです。ごはんを丸飲みするように食べると、先ほど説明をした口蓋扁桃や舌扁桃に刺さった魚の骨をさらに深く差し込むことになりかねません。壁にクギを金づちでたたくと、クギはどんどんと奥に入り込んでいくでしょう。そのイメージです」と遠山医師。

そのようになると、のどはどうなるのでしょうか。痛みは増すのでしょうか。遠山医師は次のように説明を続けます。

「魚の骨が深く刺さっていくと、のどの粘膜を傷つけて炎症になり、放置すると化膿しやすくなります。痛みはちくちくした感覚からだんだんと広い範囲で痛みを感じるようになっていきます。

また、魚の骨がごはんとともに食道のほうに流れていき、胃の中までストンと落ちればいいですが、食道の粘膜やほかの臓器を傷つけて炎症が拡大することもあります。舌根部やのどを通過して食道にひっかかった場合は命に関わることもあります。

刺さった骨を取り除くためにごはんを一気に食べるという行為はやめてください」

早めに耳鼻咽喉科を受診する

では、魚の骨がのどに刺さった場合、どのような対処をすればよいのでしょうか。遠山医師はこう話します。

「まず、口の中やのどに異物が入ると、せき反射と言って、せき込んで外へ追い出そうとする反応が起こります。それで取り除けたら問題はありません。また、唾液を飲み込む、軽くうがいをしてみることもひとつの方法ですが、過剰にするとのどに損傷を与えたり出血したりすることがあるので注意してください。

それらで取れない場合は、なるべく早く耳鼻咽喉科を受診してください。口を開けたときに刺さっている骨が医師から見える場所にある場合は、ピンセットや鉗子などの器具で引き抜きます。

のどの奥の見えない部分に刺さっている場合は、先端にカメラがついた内視鏡を鼻から通して見ながら、内視鏡の鉗子(かんし。はさみのような形をし、組織や異物をはさむ、けん引するなどに使う器具)などで骨を取り除きます。

のどではなく、食道に刺さっている可能性がある場合は、耳鼻咽喉科や消化器内科で魚の骨があるかどうかを探してから、取り除きます」

魚の骨がのどに刺さった際に、気をつけるべきことを教えてください。

「受診するまで、可能な限り何も食べないでおきましょう。そうも行かなくて受診までに時間がかかる場合は、硬い食べ物は避け、ヨーグルトや豆腐、おかゆを食べる、できれば水分補給だけにしてください。骨が粘膜の内部に入り込むことやのどを傷つけるのを避けるためです」と遠山医師。

魚の骨がのどの奥で溶けることはない

魚の骨が刺さらないようにあらかじめできる対策法について、遠山医師はこのように説明します。

タイやアジ、サバ、サケ、サンマ、イワシ、ウナギ、ホッケ、タチウオなどの魚の骨は刺さりやすいのです。イサキの骨は太く硬いため、刺さるとのどや食道を傷つける、取り除きにくくなるので気をつけましょう。

200314_魚の骨

これらの魚を食べるときには、骨を取り除いてから食べる、また食べた場合は口の中から取り出すか、小骨なら噛(か)みくだくなどしてください。お酒を飲んでいるときはとくに口の中で骨がないかを確認することや、魚のフライなどは骨も一緒に食べやすいので気をつけましょう」

魚の骨は体内で溶けることはあるのでしょうか。遠山医師はこうアドバイスをします。

「魚の骨がのどに刺さったあと、痛くない状態でも、魚の骨が溶けて消滅することはありません。まだのどの奥に魚の骨が刺さったままの場合もあります。違和感があれあ必ず耳鼻咽喉科を受診してください。

また、受診後でも痛みが続く際には、のどが傷ついていることがあります。1・2日ほど様子を見て痛みが残ったり違和感が続いたりする場合は、再度の受診をしてください。

なにより、魚を食べるときは骨を取り除いてから食べる、早食いは避けてよく噛む、口の中で骨が残っていないかを確かめるなどしましょう」

のどに刺さった魚の骨を、ごはんの一気食べで取り除こうとしたり、放置したりは、のどや食道を傷つけるばかりだということです。焦らずに、すみやかに受診をしましょう。

(構成・取材・文 藤原 椋/ユンブル)

情報元リンク: ウートピ
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