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この気分の落ち込みは…? 「憂うつな気分」と「うつ病」の違い【心療内科医が教える】

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このごろ憂うつな気分が続くなあ、というとき、「もしかして、うつ病かも」と心配になることはありませんか。

心身医学専門医で心療内科医の野崎京子医師に尋ねると、「憂うつな気分は誰にでもあるものですが、長引く、重くなると、自分はうつ病だと思い込む人は多いです」ということです。

「憂うつ」な気分と「うつ病」とはどう違うのでしょうか。うつ病の予防法とともに詳しいお話を聞いてみました。

心療内科医の野崎京子先生

心療内科医の野崎京子先生

トラブルがあって憂うつになるのは正常な反応

「仕事で大きなミスをした」「職場の人間関係がつらい」「失恋した」などのトラブルがあると、心配で憂うつな気分が続きます。その反応について野崎医師は、こう説明をします。

「ヒトの脳と体は、自分の身にトラブルがあると、瞬時に気分がめいる、落ち込む、イライラするように働きます。緊張や不安を感じると、自律神経のひとつの交感神経が働いて、脳は覚醒して眠気が起こらず、胃腸は活動をゆるめるため食欲はわきません。心拍数が上がって胸がドキドキし、体温も血圧も上昇して汗をかきます。

しばらくしてトラブルの解決策が見えたとき、また冷静に考えられるようになると、自律神経のもうひとつの副交感神経が働いて緊張や不安が徐々におさまります。

副交感神経はリラックスしているときや夜間に働きます。ですから、リラックスできる時間が増えると心拍数や体温、血圧は落ち着いていき、睡眠がとれるようになって食欲もわくでしょう。こうなると気分も明るくなっていきます。

心身のこうした変容は、ヒトの正常な反応です。一方、うつ病とは、脳や精神の働き、状態が異変を起こす病気です」

睡眠、食事、行動の量や意欲が著しく低下していないか

では、憂うつ感が続くとき、うつ病かもと思うのは早計なのでしょうか。判断のポイントについて野崎医師はこう話します。

「まず、自分の心身の状態を見つめてください。憂うつの原因は何なのか、自分で対処しようとしているか、上司や同僚、友人ら周囲の人に相談できるか、休日は友人と話をする、趣味に興じるなどしているかなどを考えましょう。

また、生活スタイルはどうでしょうか。とくに重要なのは睡眠の状態です。寝つきはどうか、夜中や早朝に目覚める、熟睡できないといったことはないでしょうか。

次に、食欲はあるか、あまりなくても1日3回食べているか、さらに仕事や行動について、量や意欲が著しく落ちていないかなどを自問しましょう。

4・5日の間で憂うつ感が薄れていって生活スタイルもいつもの自分に戻れるのであれば、うつ病ではありません

憂うつ感が1日中や2週間続くとうつ病の可能性も

それでは、うつ病を疑うのはどういうときでしょうか。野崎医師は、次の状態を挙げます。

□トラブルがある、ないに関わらず、憂うつ感が続く。
□憂うつ感のほか、不安感、さびしい、もの悲しい、焦燥感、イライラも強い。
□関心があった趣味に興味がなくなった。
□同僚や上司、友人や家族とも話しをしたくない。
□仕事だけでなく、どんなことにも集中できない。
□自分はダメだなどと罪悪感が強い。
□食欲がない、または過食する。
□眠れない、寝つきが悪い、すぐに目が覚める、または10時間以上寝る。
□自殺願望がある。

「これらのうちのいくつかが1日中続いて、それが2週間以上にわたる場合、また、仕事や日常生活に差し支える場合はうつ病、もしくは抑うつ状態の可能性があります。

抑うつ状態とはうつ病の前段階で、憂うつ感が続くなど、うつ病に特有の症状がいくつか見られる病状を言います。いずれにしろ自己診断はせずに、心療内科か精神科の専門医を受診してください。原因には何らかの病気が隠れていること、気候や気圧、月経周期や更年期などホルモンの影響、またほかの病気の薬の影響なども考えられます」と野崎医師。

トラブルや憂うつな気分を紙に書き出す

憂うつな気分を長引かせないために、自分でできることはあるでしょうか。野崎医師はこうアドバイスをします。

「まず、憂うつ感に埋没すると、精神的に、また身体的にもつらさが増すということを知っておきましょう。次に憂うつの原因を明らかにして、できるだけ自分で対処するように動いてみましょう。

ウエブサイトで情報を探す、誰かに相談する、仕事上のことなら上司に報告して指示をあおぐなど、少しでも早くアクションを起こすとその分、憂うつ感を引きずらずに、次にするべき行動が見えてくるでしょう。

どうしていいかわからないときは、なぜ憂うつなのか、いまの憂うつな気分がどういうものか、善後策はあるのかなどを、思いつくままに紙に書き出してみてください。誰にも見せる必要はなく、書いては破って捨てるうちに、感情が整理されることがあります。これは、落ち着きを取り戻す方法でもあります」

日ごろから気分転換の習慣を身につける

また野崎医師は、「日ごろから気分転換の習慣を身につけておきましょう」と話し、次のように説明を続けます。

「日々の生活で、自分のペースで過ごせる趣味や娯楽の時間を持っておく、他愛ない会話ができる友人と接する、なじみのカフェやレストランをつくるなど、空間、時間、友人ともリラックスできる方法を得ておきましょう。

不意にトラブルに見舞われたときでも、生活の土壌にそうした習慣があると、対処へのアクションを起こしやすく、憂うつ感や気分の落ち込みからの回復も早くなります

憂うつ感が数日で回復するならうつ病ではないこと、また、憂うつ感が1日中や2週間にわたって続く場合はうつ病や抑うつ状態の可能性もあるということです。その知識を持っておき、日ごろから自分でできる気分転換を実践して、憂うつやトラブルに備えようということです。ぜひ参考になさってください。

(取材・文 品川緑 / ユンブル)

情報元リンク: ウートピ
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