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おなかがすくと口臭が強くなるのはなぜ? 即効ケア法は?【歯科博士に聞く】

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マスクにつく口臭が強い、気になるけれど人には聞けない、歯医者でも言い出しにくい…口臭の悩みはなかなか解決できません。そこで、口腔衛生や口臭に詳しく、『すべての不調は口から始まる』(集英社新書)という著書が話題の歯学博士・江上一郎氏に、連載でお話しを聞いています。

口臭の原因、発生源、口臭を発生させやすい食品などについては次の記事を参考にしてください。

【第1回】口臭の原因はアレだった! 自分で確認する方法は?
【第2回】だ液と緑茶で…口臭の発生源『舌苔』のセルフケア法
【第3回】タマネギ、ニンニク…口臭が発生しやすい食材は?
【第4回】お酒の飲みすぎで口がくさい…歯学博士が教える原因と予防法

今回・第5回では、空腹時に気になる口臭やガムを噛(か)むコツについてお尋ねしました。

江上歯科の江上一郎院長

江上歯科の江上一郎院長

空腹時の口臭は生理現象

江上医師は、「口臭に悩む場合、いつどんなときに気になるかを考えてみてください。『おなかが減っているとき』と答える患者さんとてもは多いです」と話し、その際の口臭の原因についてこう説明をします。

「空腹になると、自律神経のうち、活動中や緊張しているときに働く交感神経のほうが優位になります。人間も生物として、飢餓に備えて食べ物を求めるため、戦闘モードになるわけです。

すると、水分を多く含んだサラサラのだ液の分泌が減少し、口の中が渇いてネバネバした感じになるでしょう。こういうときは、だ液の作用である口内を洗浄する作用が低下しています。その結果、口内に雑菌が増殖して酸とガスが発生するために、口臭が生じます。

これを歯科では『空腹時口臭』と呼び、口臭の分類では『生理的口臭』に該当します。生理的口臭は、空腹時のほかに、起床時、緊張時、疲労時、また、加齢に伴っても生じます。それぞれのタイミングに思いあたりませんか」

はい、思いあたります。体の働きによるにおいなのでしょうか。

「そうです。生理的口臭は誰にでも起こる生体の自然な現象ですから、気にする必要はありません。空腹時の口臭は、食事をすればだ液が分泌され、口臭もおさまってきます」

口臭には分類があるとのことですが、生理的口臭のほかには何があるのでしょうか。

「もうひとつ、『病的口臭』があります。これは、歯周炎や歯肉炎、舌苔(ぜったい)などの歯科口腔領域の病気、また、鼻炎や副鼻腔炎(ふくびくうえん)、咽頭(いんとう)・喉頭(こうとう)の炎症、中耳炎など耳鼻咽喉領域の病気、糖尿病や肝臓・腎臓など全身の病気などが原因で発生する口臭をいいます。もし、食事や水をとっても口臭が強い場合は、何らかの病気がないかを考えて適切な医療機関を受診しましょう」

空腹時の口臭の即効ケア法

空腹時の口臭の場合は、食事をすると軽減されるということで安心しました。ただし、仕事中などで何も食べることができないときはどうすればいいのでしょうか。江上医師はこう話します。

第2回で紹介したようにだ液や緑茶でケアをする、だ液分泌を抑制するカフェインがゼロか少ない麦茶やほうじ茶、水を飲む、また、だ液の分泌を促すために舌先で歯ぐきの外側と内側をなぞる運動をする、三大だ液腺がある『耳の前』『あごの骨に沿って』『下あごの先とノドの間』を顔の上からそっと指や手のひらでなでるなどして、だ液の分泌を促しましょう」

三大だ液腺についてはこちらの記事(むし歯や口臭はストレスで悪化する…歯科医が教えるセルフケア)を参考にしてください。

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ガムは味がしなくなってからも噛むのがコツ

口臭予防のカギは、だ液の分泌を促すことということですが、ガムを噛(か)むのはどうでしょうか。

「ガムを噛むとだ液の分泌を促すことができるので、有用といえます。ただし、むし歯の予防のために、キシリトールが入っていて、砂糖が0%のものを選びましょう」と話す江上医師は、ガムの噛みかたについてもこうアドバイスを加えます。

「ガムを噛んでいると、数分で味がなくなってくるでしょう。そこで捨てる人は多いのですが、その後も3~10分ほど噛み続けるとさらにだ液の分泌が促されます。

また、噛み疲れたり人と会話をしたりしなければならないときには、口の中でガムを丸めて舌の上に置く、歯ぐきと頬の間に挟むなどしてみてください。このとき、口の中ではガムが異物ととらえられて、だ液の分泌が増えるのです。

とくに、上の歯の奥から2番目あたりの頬粘膜(きょうねんまく)には、だ液が出る開口部があるのでそのあたりに丸めたガムを置いておくとよいでしょう。

ガムはむし歯予防や食べかすの除去もできるので、口腔を衛生的に保つアイテムのひとつです。軟らかいガムよりも硬いガムのほうがだ液の分泌は高まります。ただし、治療中の歯がある、歯のかぶせものや詰めもの、入れ歯が気になる場合は無理にガムを噛むのは避けてください」

聞き手によるまとめ

空腹時の口臭は誰にでもある生理的な現象であり、食事をすれば消えるということです。またすぐにケアしたい場合は、水や麦茶を飲む、口内の運動をするといった方法があること、ガムを噛む場合は「味がしなくなってからも噛む」「噛めないときは丸めて舌の上に置く」「丸めて歯ぐきと頬の間に置く」というコツが興味深いお話しでした。いずれにしろ口臭対策にはだ液の分泌を促す必要があるということです。ぜひお試しください。

次回・第6回では更年期やストレス時に発生する口臭について、ご紹介します。

(構成・取材・文 藤原 椋/ユンブル)

情報元リンク: ウートピ
おなかがすくと口臭が強くなるのはなぜ? 即効ケア法は?【歯科博士に聞く】

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