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『はな恋』『カルテット』『愛していると言ってくれ』…ヒットメーカーの演出術

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俳優の成田凌さんと黒木華さんが出演する朗読劇『湯布院奇行』が9月28日から「新国立劇場 中劇場」(東京都渋谷区)で上演されます。原作は『ボクたちはみんな大人になれなかった』で小説家デビューを果たした燃え殻さんで、演出を土井裕泰(どい・のぶひろ)さん(57)が務めます。

土井さんと言えば、TBSドラマ『愛していると言ってくれ』『ビューティフルライフ』『逃げるは恥だが役に立つ』『カルテット』などのヒット作の演出を手がけ、今年1月に公開された監督作『花束みたいな恋をした』はロングランヒットとなりました。

朗読劇『湯布院奇行』では初の舞台演出に挑戦。「キャリアを重ねてからのほうが成長したい気持ちが強くなっている」と話す土井さんに、挑戦することや作品作りで大事にしていることをテーマに伺いました。

「アップデートできることを見つけていきたい」50歳を過ぎてから思ったこと

——前回は朗読劇『湯布院奇行』について伺いました。その際に「自分の可能性を広げたいと思っていた」とおっしゃっていましたが、常に新しいことに挑戦したい気持ちがあるのでしょうか?

土井裕泰さん(以下、土井):幸せなことにテレビ局に在籍しながらテレビドラマだけではなく、映画にも関わっていろいろな人と出会って仕事をしていく中でそう思うようになったと言うか、キャリアを重ねてからのほうが成長したいという気持ちが強くなっています。もちろんしんどいことはあるけれど、同じことを塗り直していくよりは、アップデートできることを見つけていきたい。50歳を過ぎてからそんなふうに考えるようになりました。若い頃は与えられたことを夢中にやってきただけで成長できるという実感があったけれど、逆に今は自分が意識的にならなければアップデートできないと感じています。

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“今”の空気を感じるのはなぜ?

——『花束みたいな恋をした』は興行収入38億円を突破し、ロングランヒットとなりました。作品に登場する場所や本、マンガ、音楽も話題になりました。土井さんが手がける作品はその当時の“空気”を常にまとっていると思うのですが、ドラマや映画作りで大事にしていることを教えてください。

土井:ドラマはだいたい同時代を描くことが多いと思うのですが、その時はやっているものを積極的に取り入れようとはしていません。そういうアイテムに頼ると5年後、10年後に見たときに逆にとても古く感じてしまう。むしろ変わらないものは何だろうと考えています。特に恋愛って普遍的な部分は変わらない。むしろ、登場人物の仕事や取り組んでいることを描くことで否応なく“今”が見えてくるものだと思います。

例えば『花束みたいな恋をした』だったら、麦と絹の就活や社会に出てからの姿を描くことで2010年代後半の“今”が見えてくる。たとえ固有名詞は変わっても、2人の間で起こることや関係性の変化は何十年前から多くの人が経験してきたことだから、どれだけその普遍的な部分を大事に作れるかだと思っています。

もっと言えば、今は男女の役割も変わってきているので麦と絹が入れ替わっても話は成立するのではと思っています。菅田(将暉)さんや有村(架純)さん、今回の成田さんや黒木さんたち俳優は今生きている現代の空気をまとっているから、彼らから生々しく表出されるものは何だろうというのを大事にしたいと思っています。それが“今”ということの表現になるんじゃないかと。

——『はな恋』ではSNSを中心にいろんな人が感想や考察をつぶやいて盛り上がりました。「Twitterで感想を見て興味が湧いたから」と劇場に足を運んだ人も多いと思います。そんな状況を土井さんはどんなふうに見ていましたか?

土井:すごく面白いなと思って見ていました。一番うれしかったのは、あの映画自体が一つの答えを提示するのではなく、見た人の数だけ感想が違う映画になったことです。SNSやクラブハウスで語られていたのを見聞きするにつれ、理想的な、幸せな形で広まったなと。

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現場にいるのが一番楽しい

——『重版出来!』や『凪のお暇』『逃げるは恥だが役に立つ』など近年は原作があるものの映像化も増えています。今回の『湯布院奇行』も原作がありますが、原作をもとにドラマ化するときに大事にしていることを教えてください。

土井:まずは、原作が持っているスピリットを大事にすることです。マンガであれば読者はビジュアルをすでに知っているけれど、ビジュアルをそのままなぞるのではなく、何を伝えるのかを守った上で映像だからできることを再構築しています。俳優さんやスタッフみんなでアイデアを出し合って、自分たちならではの表現としてどれだけ再構築できるかが勝負だと思っています。

——先ほどもいろんな人たちとの関わりの中で新しいことに挑戦していきたいとおっしゃっていましたが、作品作りでも土井さんが大事にするのは人と人との関わり合いや出会いの部分なのでしょうか?

土井:そうですね、ドラマも映画も舞台も結局は人間の話なんですよね。恋愛もやればミステリーもやる。戦時中の話もやるけれど、基本的には私たちが生きている世界の人間の話なので変に恐れることはないかなと思いながらやっています。

だから、現場にいるのが一番楽しいですね。なぜかと言うと、俳優さんと俳優さんが生身で演技をしてぶつかったときに、字面を追っているだけでは分からなかったもの、新しい何かが生まれてくる瞬間があるんです。それをつかめたと思う時がこの仕事をやっていて一番面白い瞬間です。それがあるから何十年もこの仕事をやっているのかもしれないですね。

朗読劇『湯布院奇行』は9月28〜30日、「新国立劇場 中劇場」で上演。チケットは7,500円(税込、全席指定)で発売中。

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■上演情報
タイトル:朗読劇『湯布院奇行』
公演日:2021年9月28日(火)19時、9月29日(水)14時/19時、9月30日(木)14時
出演 :成田凌、黒木華
歌唱:コムアイ
原作 :燃え殻
脚本 :佐藤佐吉
演出 :土井裕泰
Youtube特別企画:成田凌×燃え殻 特別対談其の壱 朗読劇「湯布院奇行」

(聞き手:ウートピ編集部・堀池沙知子)

情報元リンク: ウートピ
『はな恋』『カルテット』『愛していると言ってくれ』…ヒットメーカーの演出術

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