作りすぎた料理を食べきれなくて、捨ててしまったことがある人も多いのではないでしょうか。まだ食べられる食品を廃棄する、フードロス(食品ロス)が、社会問題として注目されています。
なんと、日本では年間で約632万トンの食品ロスが発生*しているとのこと。日本人1人当たりに換算すると、“お茶碗約1拝分の食べ物”が捨てられている計算になるそうです。
このたび、魔法びんメーカーのサーモスは、20~50代の既婚女性を対象に「フードロス」に関するアンケート調査を実施。7割以上の回答者が家庭でのフードロスを気にかけていることがわかりました。
7割以上が家庭でのフードロスが気になる
まず、「ご家庭でのフードロスを気にしたことはありますか?」と聞いたところ、全体で、「とても気にする」が30.2%、「気にする」が46.3%と、合計すると76.5%の人が「気にしている」という結果になりました。年代別に見ると、20代、50代が他の世代より関心が高い傾向が見られました。
また、「気にする」と回答した人に理由を聞くと、「もったいないという罪悪感」が83.2%で最多となり、「ゴミが増える」(37.2%)、「節約」(31.1%)、「環境を配慮して」(22.3%)と続きました。
野菜くずなどの生ゴミの量を減らしたい?
「調理における野菜くずなどの生ごみの量を減らしたいと思いますか?」という質問には、全体の89.9%(とてもそう思う・そう思うの合計)が減らしたいと思っていることがわかりました。
世代別に見ると、20代では67.0%と7割近くが「とてもそう思う」と回答しており、他の年代よりも多い傾向が見られました。
使いきれずに捨ててしまう食材ナンバーワンは「野菜」
食材の中で使い切れずに捨ててしまうものについて聞いたところ、全世代で共通して1位「野菜」、2位「調味料」という結果になりました。
20代、30代では3位が「果物」、4位に「乳製品」(20代)、「加工品」(30代)がランクインしました。
また、「この時期、使い切れずに捨ててしまうことの多い野菜」について聞くと、1位「だいこん」、2位「キャベツ」、3位「もやし」、4位「きゅうり」、5位「にんじん」という結果になりました。
捨てる基準は「におい」
「ご家庭にある食材を捨てる際の、基準はなんですか?」と聞いたところ、「におい」が54.1%で最も多く、次いで「消費期限が切れた」が42.5%、「賞味期限が切れた」(31.7%)、「見た目」(30.8%)、「購入から時間が経ってしまった」(30.2%)になりました。
外出時の食べ残しだけでなく、家庭でも起こっているフードロス。家庭での調理の工夫ができれば、環境にも家計にも優しくなります。まずは、日々の暮らしからできることを見直してみましょう。
【調査概要】
調査期間 :2018年10月20日~21日
調査方法 :インターネット調査
調査対象 :全国20~50代 既婚女性 週に1回以上弁当を作っている
有効回答数:857名(各年代210名以上)
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情報元リンク: ウートピ
食べられる食品を捨ててない? フードロスは家庭でも起こる