新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、外出を控えたり在宅勤務に切り替えたりしている人は少なくないでしょう。去年から、人と会って話をする機会が減り、ストレスや悩みを打ち明けられずに抱えている人も多いのではないでしょうか。
ヤマハ株式会社は、コミュニケーションロボット『Charlie(チャーリー)』の開発にあたり、一人暮らしをする働く20~30代の女性に意識調査を実施。調査の結果、20~30代の女性の8割以上がストレスや悩みを完全には吐き出せておらず、約7割の人が家族・友人・同僚等の身近な人に相談する反面、3割近い人が家族や友人、同僚以外にストレスや悩みを吐き出したいと考えていることがわかりました。
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8割以上がストレスや悩みを完全には吐き出せていない
「ストレスや悩みを感じた時、誰かに話したり、吐き出せているか」と聞いたところ、84%が「完全には話せていない、吐き出せていない」と感じている結果となりました。
ストレスや悩みの内容について聞くと、「仕事内容に関すること」が60.5%で最多となりました。また、「職場での人間関係に関すること」(53.0%)、「お金に関すること」(51.0%)も半数を超えました。
普段の話題は「仕事・業務に関すること」。話を聞いてほしい相手は…
日ごろの会話の内容について聞いてみると、「仕事・業務に関する話題」が73.5%と多くを占めました。仕事のある日はプライベートなことについて話す機会は少ないようです。
そのストレスや悩みを相談したい相手についてたずねると、73.0%が家族・友人・同僚等に相談したいと答え、27.0%はそれ以外の人(SNSへの投稿・相談サイト・占い師など)に話したいという結果になりました。
期待することの最多は「共感」
ストレスや悩みを相談したい相手に期待することを聞くと、「問題点を整理してくれる」(17.5%)や「アドバイスをしてくれる」(19.0%)などの問題解決型のアクションよりも、「共感してくれる」(59.0%)のように、気持ちに寄り添ってくれることを期待する傾向がうかがえました。
疲れを癒すためのアクションは…?
100ポイントを上限に、現在の疲れの状況を聞いたところ、気持ちや心の疲れは平均で60.5ポイント、身体の疲れは41.9%と気持ちや心のほうに疲れを感じていることがわかりました。
その疲れを解消する方法を聞いてみると、「睡眠」が74.0%で最多となり、「音楽を聴く」(67.0%)、「お酒を飲む/好きなものを食べる」(58.0%)と続きました。
コミュニケーションロボットへの興味は…?
「悩みを聞いて、話し相手になってくれるコミュニケーションロボットがあったら試してみたいか」聞いてみると、47.5%の人が「試してみたい」と回答。また、「試してみたい」と答えた人に、「どんな時に話しかけたいか」と聞いてみると、「寂しい時」(55.8%)、「辛いことがあった時」(52.6%)が半数以上の回答を集めていました。
■調査概要
対象:東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県に住む一人暮らしをする働く20-30代の女性200名(20-24歳、25-29歳、30-34歳、35-39歳各50名)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年3月25日(水)~2020年3月30日(月)
※調査結果は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
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情報元リンク: ウートピ
20~30代の女性の8割以上「悩みやストレスを完全には吐き出せていない」