ヒップを覆う布がないTバックは、ピッタリシルエットのボトムをはいたときにもショーツラインがひびくことなく、とても便利。エクササイズ時にスポーツタイツをはく人にとっても必須アイテムかと思います。一方で「Tバック」と聞いただけで「苦手」と思うだろう人が多いのも事実。
ワコール発行の書籍『ブラパン100 ―聞きたくても聞けない、下着のホンネ―』には、「Tバックをはいた事ある?」の質問に「ある38%」「ない62%」という回答が掲載されている通り、Tバックをはいたことがない人も多いようです。
「何となく心もとない」「くい込みそう」「恥ずかしい」など、その理由はさまざまかと思いますが、一度チャレンジしてみると、その便利さ・快適さに気付くかも……。
そこで今回は、初心者でも失敗しないTバックの選び方を、南青山のランジェリーショップ「ブティックシーン」のオーナー・國保和子(こくぼ・かずこ)さんに教えていただきました。
Contents
試着して伸縮性をチェックしよう!
國保さんは約30年にわたって下着に携わってきたランジェリー界のカリスマ。「はきやすいTバックは、縦の伸縮性の良さがポイントで、失敗が少ないのは総レースタイプのもので、できるだけレースが柔らかくて伸縮性があるもの」とのことです。
横だけでなく縦の伸縮性がとても重要で、ウエストとクロッチ(股)部分をもって縦にしっかり伸びればくい込みも少なく、初心者でもはきやすいそう。
これらの条件を満たし「これなら間違いなし!」と國保さんがすすめてくれたのが、下記に紹介するインポートの「コサベラ」と「ハンキーパンキー」、日本のブランドなら「ピッシェル」です。
Tバックの試着は難しそうなイメージがありますが、本当は試着して購入するのがベスト。
「試着したら軽く屈伸運動してはき心地をチェックしてみてください。試着できない場合は手に取り、縦に伸びるか確認するといいでしょう。ネットで購入する場合は、バックスタイルを必ず確認して、ゴムを使っていない総レースのものを選べば失敗が少ないです」(國保さん)
「ブティックシーン」では、先に紹介した3ブランドも揃(そろ)い、備え付けの紙ショーツをはいた上から試着もできるので、一度訪れてみてはいかがでしょうか?
余談ですが、「Tバック」は和製英語なので、海外では通じません。海外でショッピングする際は「ソング(英語)」または「タンガ(仏語)」と呼びましょう。
カラフルなカラーが揃う、イタリアメイドの「コサベラ」
國保さんイチオシの「コサベラ」は1983年に設立され、マイアミでデザイン、イタリアで生産されているブランド。その快適なはき心地に加え、鮮やかなカラー展開と美しいカッティングが魅力です。
ストレッチタンガ2,900円/コサベラ(パリスインターナショナル)
まるではいていないような感覚!「ハンキーパンキー」
ニューヨーク発のブランド「ハンキーパンキー」の1番人気がこちらのTバック。セレブリティにも愛用者が多いことでも有名。レースが柔らかく伸縮性に優れているので「まるではいていないみたい」との感想が多く聞かれます。
シグニチャーレースローライズタンガ3,000円/ハンキーパンキー(P&Tトレーディング)
日本ブランドが安心、そんな人には「ピッシェル」
1969年創業の老舗下着メーカーが展開する「ピッシェル」。中でもショーツのパターンが秀逸で、多くのリピーターがその人気を支えています。1枚1枚丁寧に作られたメイド イン ジャパンのTバックショーツです。
総レースTバック1,300円/ピッシェル(美光)
スポーツタイツの下には接着&切りっぱなしの「スロギー」
ヒップにピッタリフィットしたスポーツタイツには薄手の生地タイプがおすすめ。生地を接着で合わせ、端が切りっぱなしになっている「スロギー」なら、スポーツタイツにラインがひびく心配もなく、動きにもフィットするので安心です。
スロギー ゼロ フィール レース キカ ストリングショーツ2,500円/スロギー(トリンプ・インターナショナル・ジャバン)
■取材協力
ブティックシーン
東京都港区南青山1-4-2 TEL.03-3478-4108
公式サイト
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情報元リンク: ウートピ
実は楽チンで快適なTバック…プロに聞いた、失敗しない選び方