共働き世帯が増えている中、本当のところ女性は「結婚・出産後」も働き続けたいと思っているのでしょうか?
このたび人材採用・入社後活躍のエン・ジャパンは、運営する正社員勤務を希望する女性向け求人情報サイト『エンウィメンズワーク』上で、「結婚・出産後の仕事」をテーマにアンケートを実施、女性575人から回答を得ました。調査の結果、9割の女性が「結婚・出産後も働きたい」と思っている一方、働き続ける上での課題として「条件に合う仕事」「時間の制約」といったキーワードがあがりました。
結婚・出産後も働き続けたい
まず、「結婚・出産と仕事についてどのような希望をお持ちですか?」と聞いたところ、全体で87%が「結婚・出産後も働く(結婚・出産後は少しペースを落として働くが、子供の手が離れたら以前と同様に働く:31%、結婚・出産後は少しペースを落として働く:24%、結婚・出産に関わらず今と変わらず働く:10%、結婚・出産を機に一度仕事を辞めるが、子供の手が離れたらまた働く:22%)」と回答しました。
働く理由は「家計」「社会とのつながり」「経済的な自立」
「結婚・出産後も働く」と回答した人に、その理由について聞きました。「家計的にも働ける間は働いておきたい」(62%)、「社会とのつながりを持ちたい」(54%)、「経済的な自立の道を持ちたい」(49%)という回答が、多くあがりました。
課題となるのは「条件」「時間の制約」
また「結婚・出産後も働く」と回答した人に、「働き続ける上で課題となることは何ですか?」と聞くと、「働ける条件に合う仕事」(78%)、「時間の制約」(75%)があがりました。
職場の理解が働きやすさのキーワード
「結婚・出産後も働く」と回答した人に、「女性が長く働けると感じるのは、どのような職場環境だと思いますか?」と聞きました。
トップ3は「職場(上司・同僚)の理解がある」(88%)、「待遇・福利厚生が充実している」(77%)、「多様な働き方を実現する制度がある」(71%)でした。
「職場(上司・同僚)の理解がある」と、続く「待遇・福利厚生が充実している」の間には11ポイントの差があり、長く働くためには制度を整えるよりも、ひとりひとりを理解するための環境が必要だと言えそうです。
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:「エンウィメンズワーク」 を利用するユーザー
■有効回答数:女性575名
■調査期間:2018年12月13日~2019年1月16日
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情報元リンク: ウートピ
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