今回の ガッテン は
86万人の自宅に届く!乳がんで死なないための切り札をあなたへ
2018年9月5日(水)午後7時30分 です。
毎年1万人以上の女性が命を落とす「乳がん」で死なないための重大発表!
発信源は、日本のがん医療をリードする国立がん研究センター。
乳がんは女性である以上避けられないがん。
最も大切なのは早期発見だが、今回、乳がんで死なないための「ある切り札」が、なんとあなたの自宅に直接届く!?
ガッテンをきっかけに全国の自治体を巻き込んだ、前代未聞のプロジェクト。
その切り札が届くのは、40歳以上の乳がん検診の未受診者86万人!
うそだと思ったあなた、実はもう自宅のポストに届いているかも…
乳癌のセルフチェックポイント
鏡に映して正面、斜め、前屈、背屈をして、様々な角度と光線の方向を工夫、
両腕あげと降ろした組み合わせで視ましょう。
▲皮膚の状態
色・表面のくぼみ、盛り上がり、発赤、浮腫など。
▲左右差・形・大きさの把掘
▲えくぼ徴候
(ほっぺのえくぼは可愛いが、乳房のえくぼは可愛くありませんので、すぐ精査へ)
腰を両手ではさむように力を入れて大胸筋を収縮して視ます。
▲乳頭の状態
湿疹・ただれ・かゆみがあるか。
乳首のおじき状態や腫瘍の出来ている方に向いているか。(ポインティング)
▲乳頭分泌物
湿疹・ただれ・かゆみがあるか。
乳首のおじき状態や腫瘍の出来ている方に向いているか。(ポインティング)
▲乳首が陥没してきたかどうか
セルフチェック方法
『入浴前』に鏡のまえで
1)両腕を下げた姿勢で、乳房や乳頭を観察します。
2)両腕を高く上げた姿勢で、正面・側面・斜めから乳房を観察します。
3)乳頭を軽くつまみ、血のような分泌液がないか調べます。
『入浴中』にバスルームで
皮膚の凹凸がよくわかるよう、手に石けんをつけて滑りやすくしておきます。
1)腕をあげ、乳房の表面に渦巻きを描くようにして、しこりやこぶなどがないか調べます。
2)指先をそろえてわきの下に差し入れ、リンパ節が腫れていないか確認します。
『おやすみ前』にベッドのうえで
仰向けに横たわります。(肩の下に薄いクッションなどを敷くと調べやすくなります)
1)腕を上げて、乳房の内側半分を指の腹で軽く圧迫しながら調べます。
2)腕を下げて、乳房の外側半分を指の腹で軽く圧迫しながら調べます。
3)わきの下に手を入れ、しこりがないか指の腹で調べます。
国とガッテンが連動して乳がん検診受診を呼びかけ
つい最近では、『ちびまる子ちゃん』の作者で、エッセイストとしても知られた漫画家のさくらももこさん(享年53)が、乳がんで亡くなった。毎年1万人以上の女性が命を落としている乳がん。しかし、ほかのがんに比べ、早期発見であればあるほど生存率は高まると言われている。そのカギを握るのが、定期的な自己検診と乳がん検診だ。国立研究開発法人国立がん研究センターと全国自治体、NHK総合の番組『ガッテン!』(毎週水曜 後7:30~8:15)が連動し、乳がん検診受診を呼びかけるという、前代未聞のプロジェクトが行われる。
まず、国立がん研究センターが、44都道府県約360市区町村と協働し、各自治体の乳がん検診助成対象住民約86万人へ検診受診の個別通知(圧着はがき)を9月初旬に送付。今月5日放送の『ガッテン!』(8日に再放送)では、乳がん検診特集を組み、国立がん研究センター保健社会学研究部の溝田友里室長が出演し、乳がんに関する基礎知識、検診の利点・限界を示すとともに同個別通知はがきについても紹介し、乳がん検診受診の呼びかけを行う、というもの。
今回の試みは、テレビ番組による多数の視聴者への映像を用いた強力な訴求と、自治体による個別受診勧奨による「自分事化」と「きっかけ」、「動作指示」を提供することで、これまでの未受診者を含む多くの方の受診につなげることを目指している。
乳がん検診は、40歳以上の女性に対し2年に一度の検診が、効果のある検診方法として推奨されており、多くの自治体では女性住民に対し2年に一度、検診費用の助成と個別受診勧奨を行っている。今回、これらの対象者の全ての方に自治体からはがきが送付されるわけではないのだが、はがきがなければ検診や検診費用の助成が受けられないというものでもない。自治体によるがん検診を希望する人(40歳以上の女性で、昨年乳がん検診を受けていないことが条件)は、はがきの有無に関わらず、住んでいる市区町村で詳細(自己負担額や受診可能医療機関などが自治体により異なる)を確認し、この機会にぜひ受診してほしい。
今後、番組放送後の乳がん検診申込数や受診者数の比較などで評価を行い、テレビ番組と個別通知との組み合わせによる受診勧奨の有効性について検討を行うとともに、結果を国内外に公表することを予定している。