アンガーマネジメント本がベストセラーになり、怒らずにいつもご機嫌であることが美徳とされがちな空気が漂う2019年。ですが、プライベートにも仕事にもイラッとくる瞬間はつきものです。そこで、ウートピ編集部では4人の働き女子に、イラっとしたときどうなるか? 対処方法も含めて聞いてみました。
すぐにその場で感情を伝える
(32歳 デザイナー)
イラっとしたら、すぐにその場で相手に言い返すようにしています。後悔することもあるけれど、わだかまりやモヤモヤを翌日に持ち越したくないんです。小出しで発散しておけば爆発することもないし、付き合いが続く相手であれば、気持ちを都度共有したほうがその後もラクです。
笑ってやりすごしてしまうと、相手には「怒ってない」と思われるばかりか、こちらが我慢して譲っていることも伝わらないんです。だからこそ、きちんと怒る。仕事のときも、このスタンスは変えていません。
同世代や友達だと普段の会話で「何がイヤか」もなんとなく共有できるけど、年上の仕事相手などの場合はそうもいかない。だからこそ、はっきりと伝えるようにしています。実際に、会社の会議でも適宜意見するようにしたら「◯◯さんがそんなに怒ってるなら、見直そう」という空気になりました。
気を紛らわしながら心を無にする
(32歳 アプリ運営)
ことなかれ主義なので、怒りを表に出すことができません。「感情的で面倒臭い人」と思われたら損するかな? と思い、腹が立っていても笑顔でヘラヘラしてしまうタイプです。
時代的には、女性もしっかり怒ったほうがいい流れがきているし、仕事で必要ならきちんと意見します。けど、しょうもない悪意だったら、反論するのもカロリーのムダかなと。「相手がおバカさんなのだからしょうがない」と心の中で下に見ることでやり過ごしています。真面目に話を聞いているような顔をしながらシャットアウト。「なるほど」「そうなんだ」の相槌のみでとどめ、絶対に同意はしません。
気を紛らわせるためによくやるのは、自分の二の腕の肉を揉む、頭の中で『だんご三兄弟』を歌う、相手の顔と首のシワを数える、などです。「お前の話なんてこれっぽっちも刺さってないんだぜ」という余裕を自分で作るため、別のことを考えながら、できるだけどうでもいいことをするのがポイントです。
真顔で「えっ? どういうことですか?」と聞き返す
(30歳 ディレクター)
最近は、セクハラ・パワハラ案件には、反射的に怒るようにしています。汚い言葉で反論すると、こちらが悪者にされてしまうので、「えっ? どういうことですか?」と低い声と真顔で返しています。ポイントは、これを第三者がいる場でやること。飲みの場や社内などでも、遠慮なく公開処刑します。一言だけでも、場の空気を凍らせることはできます。
相手の会話が聞こえなかった人も、私が大きな声でキレてる感じを出せば、相手は「◯◯さんになにかヤバいことしたっぽいよ」という目で見られることになります。この段階では、「憶測」をうむ余白を作ることが大事です。
後日、人に「どうしたの?」と聞かれた場合は「事実」として「こういうことをされて」と、相手の発言・状況のみ説明します。自分がこう思った、という要素を入れてしまうと悪口になってしまうので、感情を入れずに「報告」します。「あの人、なんかイヤだね」という雰囲気にして、やりづらくさせちゃいます。
言いふらす
(30歳 営業)
目には目を、歯には歯を、悪意には悪意を。こちらに過失や反省点があるなら別ですが、「絶対相手が悪い! 許せない!」ということがあったら、積極的に言いふらします。反論されても負けないように、LINEやメッセはすべてスクショして、証拠をとっておきます。あまりにも悪質な場合によっては、その人の上司に直接エスカレーションします。性格が悪いかもしれませんが、次の被害者を出さないために。むしろ世直しだと思っています。
イラっとした感情を受け流さないのも一つの対処法
イライラの対処法は人それぞれですが、今回はなんと3人が「怒りを隠さない」派でした。理由は共通して「失礼なことをされたら次の被害者を生まないためにもはっきりと怒りを伝える」とのこと。なかなか感情を外に出せず、溜め込んでしまう人もいるので、ありがたいかも? みなさん、ご参考までに。
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情報元リンク: ウートピ
イラっとした時どうしてる? 働き女子に聞いてみた