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絵本『ボクのいろ』で絵本作家デビュー
俳優の板垣李光人さんが11月8日、東京都内で開催された絵本『ボクのいろ』(Gakken)発売記念読み聞かせイベントに登場し、報道陣を前に読み聞かせを披露したほか取材に応えました。
絵本作家としてのデビューについて板垣さんは、「まさか自分の肩書きに絵本作家が加わるとは思っていなかった。なかなか芸能界というか役者さんでも持っていないような肩書をいただけたのが嬉しい。自分が書いた作品が色々な方のお手元に届くのは喜びでいっぱい」と喜びを語りました。
撮影/徳永 徹
「僕の色は黒」の真意と「ありのままの自分」を愛するということ
絵本『ボクのいろ』は、真っ白なからだをもつ不思議な生き物のヌルが、さまざまな出会いを通じて自分の色を探していく物語。
板垣さんにとっての「自分の色」を聞かれると、「僕は黒だと思う。役者はいろいろな色に染まれる白というイメージがあるかもしれないけれど、僕は自分の色を変えるというよりも、光の当たり方や布や生地などそのときの条件で違うので、いろいろな見せ方で違う表情を見せていく……僕はそのタイプかなと思います」と明かしました。
「自分らしさ」や「ありのままの自分」もテーマの一つである同作。
「ありのままの自分を愛すること」について聞かれた板垣さんは「好きなことを仕事にできているというありがたい状況に身を置けている。表現することが好き。芝居もファッションもアートも。それが仕事に繋がるのは自然と自信にもつながるし、より自分を愛することができる。
ありのままの自分を愛するのって難しい。どうしても社会で生きる上では集団の中に属することになって、どうしたって自分と誰かを比較してしまう。どうしても自分が持っていないものは一層輝いて見える。そこの執着から脱するのって、僕自身も一生できない気がする。完全に離そうと思うと難しいけれど、うまく付き合っていくという考え方にすると、少しはありのままを愛することにつながるのかな」とコメント。
「夢中になれるものや好きなものを探して」
今、居場所がなくて苦しんでいる人たちについてのコメントを求められると「1人でいるよりも集団でいることって安心感につながることってあると思う。少しでもはみ出ているなって感じたときに劣等感を感じる。でもその中でもヌルのように 夢中になれるものや好きになれるものが見つかると何ものにも代え難いものになる。それを持っていることが自分を愛することにつながると思う。それは大人の方というかある程度、いろいろな経験をしてきている方であれば感じていただけるのでは。小さいお子さんにはこれからそういう時間がやってくると思うので、そんなときのために転ばぬさきの杖として読んでいただけたら嬉しい」と話しました。
撮影/徳永 徹
『ばけばけ』で三之丞役が話題 “社長の就職活動”は「懲りずに続けます(笑)」
板垣さんと言えば、現在放送中のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』で、ヒロインの弟・三之丞を演じています。北川景子さん演じるタエの息子で、上級士族から没落したものの「自分には社長になるのにふさわしい格がある」と訴える“社長の就職活動”ぶりも話題になっています。
板垣さんは、2025年4月に絵本投稿サイト「よみきかせキャンバス」(バンダイ)でデジタル版が発表された段階から、北川さんから「(絵本は)いつ発売するの?」と聞かれていたことを明かし、「今回の絵本も、いの一番に渡しました」と報告しました。
さらに「SNSで僕が演じている三之丞について『イライラする』派と『可哀想』派に分かれているみたいなんですが、ちなみに今後も彼は懲りずに社長の“就職活動”を続けるので、本当に温かい目で見ていただけたら嬉しい」と話し、笑いを誘っていました。
絵本『ボクのいろ』は1,650円(税込)で発売中。
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情報元リンク: ウートピ
「僕の色は黒」の真意は?絵本作家デビューの板垣李光人 朝ドラ『ばけばけ』での“社長の就活”にも言及「懲りずに続けます(笑)」